自分をいたわりましょう

こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

ユーストレスとディストレスがあります。ユーストレスというのは良いストレスを言い、ディストレスというのは良くないストレスのことを指します。ある課題に取り組ませて、失敗しても電流が流されない状態だと、成果が上がらない少しくらいの電流でも成果は上がりませんが、ほどほどの電流が流れる状態に置かれると、成果と言うのは上がり出すようです。これが、ユーストレスを体験している状態と言われています。でも、失敗したときに流れる電流が強くなってくると、急激に成果が上がらなくなるらしいのです。失敗したら大変な思いをすると考えて、本来の自分の力が出せなくなるのが原因のようです。これがディストレスの状態です。このことから、ほどほどのストレスを感じている時に最大の力を発揮できるということが分かります。
適度なストレスというのは、時に役に立つのかもしれませんね。

古代から中世には体と心は一体で、お互いに影響を与え合うと考える人が少なくありませんでした。しかし、近世以降になると医学研究が進み、心身を切り分けて考える傾向が強まりました。最新の研究によると、体が心に与える影響、遺伝子やウイルスが心の健康に与える可能性に注目が集まっています。
体の中のウイルスや遺伝子は、外からは見えにくいものがあります。多忙な人たちは仕事や家事に追われてつい無理をしたり、時には気持ちの余裕を失って周りの人や家族に厳しい言葉を投げかけたりしてしまうこともあるかもしれません。
しかし、ストレスにさらされた人の体の中ではウイルスや遺伝子がうごめき始めて、心の病気につながるかもしれないらしいのです。
ストレスがたまりやすい時代である現代は、うつ病などに苦しむ人も少なくありません。恐ろしい体験を繰り返して思い出す心的外傷後ストレス障がい（ＰＴＳＤ）を患う人もおります。心の病気は骨折などの怪我とは異なり、原因となる体の変化が分かりにくいのが特徴的です。例えば、うつ病を患う人は気分の落ち込みや疲労感に悩んでおり、仕事や勉強に取り組む意欲が薄れます。精神的なストレスや悲しい出来事が発症のきっかけとして知られていますが、根本的な治療が難しいと言われています。
厚生労働省によると２０２３年にうつ病を含む気分障がいの外来患者は国内に１５０万人以上いるのが現状なのです。さらに、心身の健康に関する最大の懸念点として約１６パーセントの人が精神面のストレスを挙げています。
地域や職場の人間関係が希薄になっていたり、ＩＴの普及などで社会が変化してストレスを抱える人が増えた可能性もあるようです。自分や他人をいたわること、これが大事だと思います。

それでは。

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