特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

時間の経過について

2025年7月2日

こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

先日の令和7年6月26日(木)の件を受けて、早速 内扉に鍵を備え付けました。内からも外からもカギを使用しないと開けられないようにしました。これで、防犯対策も併せて万全を期すことができます。また、外のゲートも新しくして入り口と出口の安全対策を講じます。いち早く対応しておくことが必要ですからね。

さて、人はなぜ楽しい時に時間を短く感じて、つらい時には長く感じるのか。。。楽しい時や物事に集中している時に時間は短く感じて、つらい時や退屈な時に長く感じる理由については、昔から様々な研究者が興味を抱いております。そのなかでも19世紀のドイツの研究者が唱えたウェーバー・フェヒナーの法則が心理学では有名です。これは、時間の感覚と刺激の強さの関係をある数式で示しました。10~20歳の10年間は20~40歳の20年間と心理的には同じ時間に感じられると説明ができるのです。現在は、このような研究がさらに進み、今では時間の経過に対する注意の量や好き嫌いといった感情、身体の活動の状態が影響していると分かってきています。とても興味深いですよね。
時間の経過に注意を向けている頻度が高いほど時間を長く感じることがあります。これは私も経験があります。また、虫などを見る実験等で嫌いな人はそうでない人に比べて時間を長く感じたり、体を動かして代謝が活発になると時間を長く感じたり。。。
皆さんも経験があるかと思います。
最近では、スマートフォンやSNSを通じて過激で多くの情報を受け取ると時間を長く感じたり、せっかちさや睡眠時間の長短なども影響しますが、状況によってその度合いは大きくなったり小さくなったりするそうです。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚と5つの感覚がありますが、脳のどの部分がどの感覚を受け持っているのかも分かってきています。しかし、時間については「ここで感じている」という唯一の場所は見つかっていないようです。もしかしたら、時間というものは脳が生み出している主観的な感覚なのかもしれませんね。

それでは。

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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】