特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

人生の最終盤を支える仕組み

2025年11月25日

こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

やはり、当事業所「ねいろ」などのソーシャルワーカーや支援業務、医療系など人と直接関わる仕事はAIによる介入・代替は難しと考えられています。このAIによる雇用代替は日本でも始まりつつあります。NTTは自社の業務の半分は5年で置き換わるとみているのです。ただし、人手不足で手掛けられなかった事業を伸ばすといったAI活用による成長を前提として、余剰人員が出た場合は配置転換で雇用を維持する方針みたいです。
【雇用が減るとの予測】
カスタマーサポート、事務・総務・秘書・受付、システムエンジニア・プログラマー、経理・財務・法務、販売・接客、商品開発・マーケティング、Webデザイナー・クリエイティブ職、インフラエンジニア・セキュリティ・データ分析、人事労務、コンサルタント、製造・品質管理・生産管理など
【雇用が減らないとの予測】
経営者・管理職、医師・薬剤師・看護師、営業職、研究開発、教員、ソーシャルワーカー・介護士、警備・清掃、公務員、ドライバー・物流、弁護士などの士業
福祉の業界においても、今後は生産性や労働環境の向上に生成AIをどのように活用していくかを示していく必要があるでしょう。そして、またこれからは「人生100年時代」となっていくことへの対応だと考えます。親亡き後もそうですが、頼る人のいない高齢者は増え続けており、金銭管理人や入院・入所の手助けがいる場面は多いと聞きます。細る家族に代わって、地域や社会全体でこれを支える工夫が必要になると思います。
面白いと思ったのがこれです。数百万円の預託金や死後に財産を業者に残す「死因贈与」契約というのが広がっているようです。サービスを惜しむほど手取り分が増える利益相反の構図です。その点を問題視した事業者が業界団体を設立して、今月活動を始めるようです。さらに、全国の社会福祉協議会が入院・入所や死後事務のサービスを本格的に提供できるように26年度にも社会福祉法を改正する方針です。社協が判断能力が低下した人を対象に行っている金銭管理など「日常生活自立支援事業」の対象を広げて全国で展開することになりそうです。当事業所「ねいろ」でも、人手不足に苦しむ社協と何かしらの協業し、利用者の皆さんが前もって希望する終末期のあり方をまとめるなどの備えを進めていかなければならない時もくるかもしれませんね。

それでは。

〒880-0022
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】