虐待防止の啓発について
2026年1月26日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
私は特に意識はしていないのですが、職場の同僚の方たちには年齢に関係なく敬語を使っております。職場のような組織の中では「さん」「くん」「ちゃん」といった場面場面、人によりけりで使い分けている人も多いのではないでしょうか。それは、利用者の方たちの名前を呼ぶ時もそうだと思います。
例えば、ちゃんという呼び方は、年少者や親しい間柄で使う場合があり、やわらかい印象を与えます。親しみの表現として使われる場合がある、呼ぶ側はそう思って使っているのだと推測されます。一方で、公的な場面ではその呼び方というものは相手との関係性や立場を映し出す鏡となるので注意が必要です。また、目の前にいない時の相手の呼び方ですが、その場にいない人を無意識に軽視したり、見下したりと、小さな排除や同調圧力というのが目立つことがあります。よって、冗談や愛称のつもりでも、公的な場面というのは言葉の持つ力が想像以上に大きいということを知っておかなければなりません。
私たちは経験を通して自分の生活圏を学習するうちに無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)を刷り込まれている場合があります。これは、日々の生活に順応するためのものであって、決して悪いとは言い切れない部分があります。
アンコンシャス・バイアスというのは社会心理学の分野であり、このバイアスというのは人の自然な情報処理の一部で、物事を迅速かつ効率的に判断する仕組みのことを指します。しかし、知らぬ間に大きな意思決定に影響が出るため、長所と短所を評価する必要があると言われています。難しい言い方でしたが、これはいわゆる「親しき仲にも礼儀あり」といった職場などの集団では小さなトゲのようなものになり、その繰り返しによりメンタルヘルスの不調を誘発するような環境となってしまうので注意が必要なのです。
よって、何が大切なのか。。。
それは、相手がその場にいようといまいと、等しく敬意を持って扱う姿勢をもつことだと思います。親しさを理由に配慮を欠かない・省略しないということです。そうです。親しさと敬意というのは両立するのです。
そんな私も何かしらのバイアスがあると思っております。それを自制するために敬語を使っているのかもしれませんね。
以下、当事業所「ねいろ」での掲示物を記します。日々の業務ではこのことを常に意識しながら形骸化しないように業務に従事することが大事なのです。
職員の方々に
以下のような行為は、障がい者への虐待です。
不適切な支援から、傷害罪等に当たる犯罪行為まで様々ですが、いずれも障がい者の人権の重大な侵害であり、絶対に許されるものではありません。
○身体的虐待
・殴る、蹴る、たばこを押しつける。
・熱湯を飲ませる、食べられないものを食べさせる、食事を与えない。
・戸外に閉め出す、部屋に閉じこめる、縄等で縛る。
○性的虐待
・性交、性的暴力、性的行為の強要。
・性器や性交、性的雑誌やビデオを見るよう強いる。
・裸の写真やビデオを撮る。
○心理的虐待
・「そんなことすると外出させない」等言葉による脅迫。
・「何度言ったらわかるの」等心を傷つけることを繰り返す。
・成人の障がい者を子ども扱いする等自尊心を傷つける。
・他の障がい者と差別的な取り扱いをする。
○放棄・放置
・自己決定といって、放置する。
・話しかけられても無視する。拒否的態度を示す。
・失禁をしていても衣服を取り替えない。
・職員の不注意によりけがをさせる。
○経済的虐待
・障がい者の同意を得ない年金等の流用等財産の不当な処分。
○その他
・職員のやるべき仕事を指導の一環として行わせる。
・しつけや指導と称して行われる上記の行為も虐待です。
自分がされたら嫌なことを障がい者にしていませんか。
常に相手の立場で、適切な支援を心がけましょう。
それでは。
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特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。



