働きやすい職場環境づくりに向けての取り組み
2025年7月9日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
介護職員等処遇改善加算の職場環境等要件(令和7年度)を満たすための項目、腰痛を含む心身の健康管理にはこうあります。
・業務や福利厚生制度、メンタルヘルス等の職員相談窓口の設置等相談体制の充実
・短時間勤務労働者等も受診可能な健康診断・ストレスチェックや、従業員のための休憩室の設置等健康管理対策の実施
・介護職員の身体の負担軽減のための介護技術の修得支援、職員に対する腰痛対策の研修、管理者に対する雇用管理改善の研修等の実施
・事故・トラブルへの対応マニュアル等の作成等の体制の整備
介護施設等で利用者を抱え上げるのを避けたり、負担を減らす姿勢を実践したりすることで職員の腰痛を予防する「ノーリフトケア」が広がっているようです。ロボットなどを使うために温かみに欠けるとして避けられる傾向もありましたが、介護・支援される利用者の身体のこわばりを緩める効果も分かっています。また、ノーリフトケアは職員の腰痛予防を目指す、福祉用具の導入にとどまらない総合的な取り組みを目指しています。利用者と話す際に中腰を避けて重心を低くするなど、負担が小さい姿勢を取り入れることも含まれています。職場に腰痛対策チームを作って、負担の大きな作業を洗い出して見直したり、腰痛リスクの高い職員に助言したりする事業所もあるようです。
厚生労働省によると4日以上の休業を要した腰痛の発生数は、介護を含む保健衛生業では2023年に2,194件でした。増加傾向が続いており、大半の他業種が横ばいなのとは対照的です。福祉・介護の現場は担い手不足に悩まされており、働きやすい環境づくりが急務なのです。国も介護分野の腰痛防止へ本格的に力を入れています。厚生労働省は23年にまとめた計画で介護や看護分野でノーリフトケアを導入する事業所の割合を引き上げると言及しています。23年時点で装置や用具を使う事業所の割合は54%となっており、国は都道府県と連携して介護ロボの導入費を8~10割助成しています。
ロボの導入によって現場の作業手順が変わり、一時的には手間が増えるとの指摘もあるようですが、ロボを使った介護に否定的な経営者もいるようです。しかし、抱えないことで利用者の顔を見ながら支援ができて、冷たさは感じないということが分かっています。
働き方改革などの整備を進める上で、働きやすい職場環境づくりは欠かせません。
当事業所「ねいろ」も、見守りカメラを2台増設予定です。このカメラの導入により利用者の方の様子を映像でしっかり見ることが出来ます。また、リアルタイムで利用者の方の様子を確認できます。そして、事業所内外の状況をカメラを通して確認ができ録画できます。転倒や事故やトラブル等などに、いち早く気づくことも出来るかもしれません。このようなことから、見守る職員の側も負担を減らせるでしょう。見守られる側の時間を奪うことなく見守り支援ができること等メリットが多くあると思います。
今後、導入に際して打合せを行い出来るだけ早急に整備を進めていきたいと思います。
それでは。
〒880-0022
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。