特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

いま一度災害への対策を考える

2025年8月22日

こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

今年の超早場米の販売が始まって3週間あまりが過ぎましたが、お米の価格は昨年より大きく上回る高値が続いているそうですね。宮崎市内の店頭での宮崎県産のコシヒカリなど銘柄米の相場は、5キロで4,000円台後半みたいです。今後の価格が落ち着くかは普通期米が出回る10月以降の状況次第と考えられています。当事業所「ねいろ」でも食事提供を行っていますので、お米の価格には目を光らせております。幸いにして当事業所「ねいろ」はお米の契約農家さんから直接仕入れていますので、今回のお米不足にはさほど影響はありませんでした。しかし、お米の価格は昨年よりも高いですね。集荷競争や品薄警戒などが背景にあると言われていますが、利用者の方たちや職員が毎日口にするお米です。みんなで一緒に食事を摂るのであれば、美味しいお米をお腹いっぱい食べたいですよね。お米の契約農家さんにも感謝しつつ、毎日の食事をいただきたいと思います。

さて、昨日は鹿児島県内での大雨、先日は熊本県での大雨、地震や津波、台風に集中豪雨、竜巻、火山など、自然の猛威は私たちにとって今や脅威であります。昨年8月には震度6の地震で南海トラフ巨大地震の発生の可能性が高まったなどとも言われています。さらに、台風10号による竜巻の被害、新燃岳の噴火など私たちの生活に多大な影響が出ました。
9月1日には防災の日が控えております。本日は今一度、防災に対する知識や心得を確認していければと思います。では今日は水害に対することです。気候変動が急速に進む中、局地的に集中して大雨をもたらして、土砂災害や洪水などのリスクが急激に高まるとされる原因として頻繁に耳にするようになったのが「線状降水帯」だと思います。宮崎県内でもたびたび発生して洪水や土砂災害など大きな被害を引き起こしていて、注意や備えが必要です。しかし、線状降水帯による大雨の正確な予測というのは難しく、必ずしも線状降水帯が発生するわけではありませんが大雨となる可能性が高い状況だということは認識しておかなければならなりません。
ではもし水害に直面した場合はどのように対応して身を守らなければならないのか。。。
水害というのは自身のような突発的な災害と違って進行型災害と呼ばれています。想定外と焦るような危機的状況になる前の事前避難をまずは徹底するべきだと思います。
危険度に応じて自治体が出す高齢者等避難、避難指示をまず守るべきだとして、これまで大丈夫であったから大丈夫と思ってしまう「正常性バイアス」に陥って避難が遅れる事態は絶対に避けなければいけません。明るい日中の安全なうちに早めの避難が大切なのです。
・浸水する中で避難所に向かう時には、水が入ると動きにくくなる雨靴は避ける
・濁水で見えない行き先の足元の安全性を確保するために傘を持って確認する
・垂直避難の実施(2階建てなら2階へ避難、平屋建てなら近隣の建物の上の階へと相対的に安全な場所へ直ちに移動する)
避難所までのルートが浸水などで使えない場合もあるので、やはり平時から複数のルートを検討しておくことが大切だと思います。来月、当事業所「ねいろ」は避難訓練の実施を控えていますので防災訓練を重ねて避難の連度や意識を高めていければと思います。大切なのは、想定外の状況が実際の現場で起きていた場合にも冷静な判断、行動ができる対応力なのです。

それでは。

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宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】