5Sの実践について
2025年7月25日
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
日本が本格的な人口減少局面に入り15年以上が経ちました。
国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口によると、高齢者数がピークの3,952万人に到達するのは43年だといいます。第2次ベビーブーム(1971~1974年)に生まれた団塊ジュニア世代が65歳以上になって、その親世代である団塊の世代と合わせて、人口が多い2つの世代が65歳以上の年齢区分に存在していることになっています。そして、年金、医療、介護などの社会保障給付費は2025年度の予算ベースでこの30年間でほぼ倍になりました。あまりに巨額な金額なので私たちは実感がわきにくいとは思いますが、今や強烈な労働力不足に直面して、国内市場の縮小という経済の逆風も強まる中で、人口の36%を占める高齢者を支えなければならないのが現状です。これが「2040年問題」と呼ばれる課題なのです。今後、この問題に対処していくには社会保障給付のあり方を見直してこの伸びをなるべく抑えること、もう一つはすべての高齢者を一律に弱者扱いすることをやめて負担能力のある高齢者には支える側に回ってもらうことも一つの方法なのかもしれません。
私にはよく分かりませんが。。。参議院議員選挙では消費税の不人気ぶりが浮き彫りになりました。野党が訴える減税が現実味を帯びる一方で、税率10%超への増税ハードルは著しく上がったとみてよいでしょう。しかし、消費税という負担の選択肢が失われれば、日本と言う国は少子高齢化を乗り越える道というのは一段と険しくなるとの見方もあります。消費税というのは所得が少ない方にも支払い能力に応じた負担を求めることが出来ますからね。
さて、当事業所「ねいろ」で今年度取り組もうと思っていることがあります。それは、5Sの実践に基づく備品の整理と収納場所の固定などです。事業所内が手狭になったということもありますが、日常的に出し入れしているものやそうでないもの、モノを探すのに時間がかかることが多くあります。
日々の利用者の支援を優先するあまり、事業所内の環境整備まで手が回らないこともあり、掃除や利用者の方たちへの食事準備や支援などの誘導において職員に負担が多くかかるのが実情です。
よって、この課題を解決するために倉庫を備え付けることにします。職員の業務時間を精査し、業務観察などの実施を通じて、集約または削減が望ましい業務を特定します。改善策の検討を通じて、倉庫内の整理整頓ルールの策定や収納場所の固定化による整理整頓を行っていきます。
課題を見える化し、そして何より無駄の抽出することで、無駄な業務、効率化が望ましい業務、人手を増やすべき業務に分類することが出来ると思います。
また、倉庫を設置しましたらその成果についてご報告したいと思います。
それでは。
〒880-0022
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。