【最低賃金】全都道府県1,000円超え
2025年8月5日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
会社が従業員に支払わなければならない最低限の賃金を最低賃金というのは皆さんもご存知のとおりです。この最低賃金は、正社員やパート、派遣社員などにかかわらず、すべての労働者が対象となります。厚生労働省の審議会は毎年夏に、都道府県を3つのグループに分けて改定の目安額を示しています。その上で各都道府県ごとに改めて会議を開いて、具体的な金額を決めています。
目安額については以下の通りです。
1.働く人の生計費
2.世間一般の賃金水準
3.企業の支払い能力
最低賃金を下回る賃金を支払った企業は、差額分を払う必要があったり、罰金が科されたりします。会社に対して弱い立場にある労働者の生活を保障する役割もあり、多くの国で導入されています。
最低賃金の引き上げはパートやアルバイトで働く労働者の時給に大きく影響します。石破政権はインフレに負けない賃金の上昇を目指して、最低賃金の全国平均を2020年代に1,500円に引き上げる目標を掲げています。実現には年平均で7.3%の引き上げが必要となっています。
では、気になる宮崎県の最低賃金はどのようになるのか。。。
現在、宮崎県の最低賃金は952円です。
これが、+64円の1,016円になる予定です。
ついに!1,000円の大台を超えるのですね。
最低賃金に近い時給で働く人は700万人ほどいるらしいのです。インフレや賃上げに応じた一定の引き上げは、働き手の暮らしの水準維持には欠かせません。しかし、企業や経営体力と解離した賃金を強いられれば、思うように人材の採用や雇用の維持ができなくなるかもしれません。さらに、政府が過剰な引き上げ支援に傾けば、中小企業による自主的な生産性向上の意欲が削がれるかもしれません。
中小企業の経営にはこの最低賃金の引き上げは重荷となるかもしれませんが、生産性の底上げを行うことこそが急務となってくると感じております。例えば、付加価値をどう生み出していくか、これから生産性を向上させていくためには重要な課題のような気がします。
それでは。
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宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。