特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

様々な活動を通して大切にしていきたいこと

2025年11月18日

こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

令和7年11月15日(土曜日)9:00~13:00、宮崎県福祉総合センターが主催する「室内フリーマーケット」に当事業所「ねいろ」が出店いたしました。
なんと、売上高は9,950円となりました。
ご協力いただきました方々におかれましては、心から感謝申し上げます。この収益につきましては、すべて利用者の方の工賃に代えさせていただきます。12月に現在の利用者の方たち22名に支給する予定です。
そして、昨日ですが当事業所「ねいろ」の利用者の方たちと職員で【2025ナイスハートふれあいのスポーツ広場】に参加してきました。これは、施設の利用者の方たちと一緒にナイスチーム(赤組)とハートチーム(白組)に分かれてある競技をいたしました。競技種目等は、軽スポーツを主体として利用者の方たちの安全管理に配慮しながら行われました。ロープ送りやホール・イン・ワン、風船バレー、その他アトラクションなどが行われ、最後にはスローエアロビックと呼ばれるシンプルで自然な動きを取り入れながら、カロリー消費ではなく、気分を好転させることを重視している動きが行われました。これは音楽に合わせて楽しく体を動かすというエアロビックの本質的な魅力を、運動強度が低い運動へと裾野を広げようという考え方に基づいています。
ある利用者の方は「楽しかった」「疲れた」などと言っており、とても有意義な時間を過ごせたかと思いました。今回、当事業所「ねいろ」としては初めての参加となりましたが、来年も是非とも参加したいと思っております。
スポーツというものは誰しもが楽しめるものだと私は思っております。例えば、視覚を使わないでスポーツを観戦したりする方法もあります。スマホやテレビやラジオの中継を聞きながら会場で応援する方法もあるでしょうし、中継がなくても、場内アナウンスと観客の反応で、試合展開がわかると言う人もいるほどです。感覚をフル活用すれば、視覚情報に依存しなくても、スポーツ観戦は魅力的な体験となるのです。また、いま行われているデフリンピックのように、聴覚障がいのある方がスポーツをするとき、審判の声はフラッグを使用したりジェスチャーで示したりしています。短距離走でのスタートは点滅するライトで示され、バレーボールや自転車競技などのチームスポーツでは、試合の流れや周囲の状況を目て見て確認をしています。選手同士が手話で話す、手のサインで指示を出す、足踏みをして振動で合図するといった方法もあるのです。耳が聞こえないこと、コミュニケーションや言葉の獲得の難しさ、対人関係における孤独などに注目が集まりがちですが、そのようなときにはこころの動きを見逃してはいけないのです。
大切なのは、その人が持っている力、困難やストレスがかかる状況でもうまく適応して乗り越え、回復する能力、いわゆるレジリエンスなのではないかと思います。
当事業所「ねいろ」を来年度から希望してくれている方が実習に来てくれております。当事業所「ねいろ」では様々な行事などがありますし、何より一人ひとりの個性を重視して個々を尊重して活動ができる環境作りを行っています。利用者の方から選ばれる施設であるために、事業所の方針の一つである「毎日の生活の中に楽しみを見つけ、共感することで信頼関係を築き、それぞれが目指す様々な形の【自立】に向けて、自分のペースで前進していけるように専門性を生かした支援を行っていきます」ということを大切にしていきたいですね。

それでは。

〒880-0022
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】