特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

カームダウンスペースの広がり

2026年4月8日

こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

感覚過敏の方というのは目に見えにくく、当事者本人ですら気づかない場合もあるといいます。それによって、周囲の人からはわがままや神経質と認識される可能性もあるようです。
皆さんはカームダウンスペースというものをご存じでしょうか?先の大阪万博でも使用されていて話題となりました。このカームダウンスペースは光や音などの刺激や人混みが原因で、体調不良やパニックになるのを防ぎます。こうした原因に対応するために一時的な避難所となる「カームダウンスペース」が公共施設や企業、学校などで広がり始めています。この感覚過敏とは聴覚や視覚、嗅覚、触覚などの刺激に人によって強く反応してしまう特性で、病名ではなくて症状のことをいいます。聴覚過敏では騒がしい場所、視覚過敏では照明がまぶしくて体調が悪くなるなどの悩みが生じます。自閉スペクトラム症の方たちの7~9割が感覚過敏の問題を抱えているともいわれています。こうした人たちにとって、このカームダウンスペースの広がりは外出先の安心感が広がると思います。全国的にカームダウンスペースの導入が広がってきているのは空港だといいます。2月時点で日本国内の15空港以上に設置されており、成田空港には18年に初めて導入し、現在は7か所に設置しています。
宮崎空港にはあるのでしょうか?今度調べてみますね。
このカームダウンスペースは困ったときに使う場所であって、日常的に利用されない状態が理想なのです。よって、利用が少ないことは、必要性が低いことを意味するわけでないのです。パニックに陥ったときに避難できる場所があるという安心感を社会として用意していくことがこれからは大切だと思います。
先日、当事業所「ねいろ」では事業所のリフォーム工事を行ってもらいました。先週の土曜日には廊下の修繕工事を行し、今後トイレ等の工事も行ってもらうようにしています。
イヤーマフをしたりと利用者の方たちに少しでも負担が軽減できればと思いますので、当事業所「ねいろ」でもこのカームダウンスペースを設置しようかと思います。個室やボックス型、パーティションで仕切られたものなど様々な形がありますので、光や音が遮断された部屋で心を落ち着かせてもらえればと思います。さらに、令和8年度には介護ロボットならぬ機器の導入を考えています。見守り支援、移乗支援、移動支援、排せつ支援、入浴支援、他業務支援等を活用して職員間の負担も軽減できるようにしていきたいです。
このカームダウンスペースの広がりは、利用者の方たちが安心して外出しやすくなるだけでなくて、社会に知ってもらう啓発にもつながるのではないでしょうか。

それでは。

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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】