特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

令和7年度 研修についての具体的な施策

2025年6月18日

こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

当事業所「ねいろ」では、社内外の研修について以下のような取り組みを実施しています。
福祉介護職員との意見交換に基づき策定した下記の「資質向上の目標設定」につき、必要に応じて見直し等も行いつつ、これを担保するために、以下の施策(AまたはB)を実施します。
【資質向上の目標】
障がい福祉の現場で遵守すべてき知識の修得、障がい特性に応じたサービススキルの修得、介護福祉分野に関連する各種資格の取得を目指します。なお、有資格者も常に上位資格や他分野の資格や研修にて、知識・技能を補強することを目指します。
【具体的な施策】
・施策A
キャリアパス要件Ⅱにつき、以下の施策を行い、関連記録・資料を保管することとします。
①従業者のスキルアップのため、年度研修計画を策定して計画的に研修を実施して、その記録を残り、全員の意識の統一化と共有化を図る。
②研修の内容としては、以下のラインアップを参考にしつつ、より適宜選択して研修し実施します。「利用者へのサービス提供に関するOJT・OffJT」、「虐待防止」、「身体拘束」、「感染予防」、「緊急時・災害時の対応」、「苦情対応」、など。
・施策B
キャリアパス要件Ⅱにつき、以下の施策を行い、関連記録・資料を保管することとします。
①資格取得を支援するために、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士などの資格取得を目指す従業者の求めに応じて、受験費用や研修費用等を会社が一部または全額を負担して資格取得に向けた自己啓発を促し支援します。
②上記①の資格取得のための研修や試験の日程については、シフトの調整、休暇の付与を行うなどの支援を行います。
③他研修の内容については、以下の研修を参考にし、適宜選択して計画し実施します。虐待防止、身体拘束の禁止、感染症予防、緊急時・災害時の対応、苦情対応、利用者へのサービス提供に必要な研修(サービス管理責任者、強度行動障がい養成研修)、国家資格、任用資格取得のための研修など
今年度は、3名の職員に「強度行動障がい支援者養成研修」を受講してもらいます。強度行動障がいとは、生まれつきの障がいではなくて周囲の環境や関わりによって現れる状態なのです。例えば、周りの人の暮らしに影響を及ぼす行動が高い頻度で起こったり、自分の体を叩いたり食べ物ではない物を口に入れるなど、本人の健康を損ねる行動や、他人を叩いたり物を壊すなど、特別な配慮をされた支援を必要とするような状態のことをいいます。適切で専門的な支援を行う必要があり、医療を含めた強度行動障がいに関する総合的な支援体制の構築、私たちのような障がい福祉施設等の従事者が専門的な知識や技術を身につけ、本人の生活の質を向上させることが求められています。よって、この強度行動障がい支援者養成研修(基礎研修と実践研修)を受講して、入所、居宅、通所、相談などの強度行動障がいを持ち合わせた利用者の方たちの障がい福祉サービスに携わる職員が、今後従事者として身につけるべく「基礎的な知識」と「初歩的な支援計画の立案方法」を学ぶ必要があるのです。
私も数年前に受講しました。特定や特徴を理解して環境を整えてあげることが非常に大切なのだということを知り、大変勉強になったのを覚えています。

明日の13時30分に、7月1日から新しく職員として加わる方が入社前の事前面談に来てくれます。必要書類等を確認しながら、入社日に向けての準備をしていく予定です。
この方がまた、来年再来年と研修を受講して研鑽を積んでいただければと思います。障がい福祉分野のこと、支援などを分かりやすく理解できるように共に学んでいきましょうね。

それでは。

〒880-0022
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】