障がい者雇用はやりがいを持ってもらえるように
2025年11月19日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
今や障がいを持つ人の働く場所を準備するだけではなく、仕事のやりがいやスキルアップを重視する動きというのが各地で広がっております。専門的なスキルなどの学びを経て、個人の強みを生かした業務に従事してもらうなど、適性にあった業務とマッチングする取り組みが出てきております。さらに、キャリアアップによって待遇が向上するなどのメリットもあるようです。
当事業所「ねいろ」も障がいを持っている方の雇用は行っております。特性によっては得意・不得意の差が大きかったりしますが、その人が抱える困難さや、その人が持つ知識やスキルというのは個人差があるように感じます。
障がい者の雇用については、働く場所を確保するために「量の拡充」が重視されてきたように思います。障がい者雇用促進法で定められた企業が雇用すべき障がい者の割合というのは、現在2.5%ですが、2026年7月からは、2.7%に引き上げられる予定です。2022年には雇用主の責務として職業能力の開発及び向上に関する措置を求める法改正も行われて、質の向上にも注目が集まりようになってきました。障がいの有無だけではなくて個人の適性やキャリア志向を見極めることが重要なのです。
大切なのは、障がいの有無だけで判断するのではなく、その人の強みを共有化することだと思います。そしてそれが、その人個人の強みを生かした業務に従事できるようになると感じております。
障がいのある人の雇用は就労する人数の確保や定着支援に重点を置いていた今までのようなやり方ではなく、その人個人のキャリアアップや中長期的な展望を重視することが大切なのです。障がいの有無にかかわらず、仕事を通じて成長する可能性は誰にでもあります。より難しい仕事や、責任感のある仕事を任されるということは、自己肯定感が向上する大きな要素であり、何よりやりがいの創出のためにも欠かせません。
当事業所「ねいろ」でも【雇用の質】を高めていければと思います。雇用率のように数値化した評価が難しいとは思いますが、質の向上を目指し、その課題も含めて「見える化」を検討していければと思います。
それでは。
〒880-0022
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。



