特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

生活の支援をするということ

2023年9月6日

こんにちは。

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。

情緒的な問題を抱えた人の認知のパターン(歪み)を変えていくこと。これには出来事に対する認知が、感情に影響を及ぼすのだと言われております。
同じ出来事を経験しても、その捉え方は人によって差異があります。そのことが私たちの感情に影響を及ぼすのです。
よくある例えがあります。
コップに水を半分入れて見せると、ある人は「水が半分しかない」と捉えて、幾分、悲観的な気持ちになります。一方別な人は「水が半分もある」と楽観的に考えます。また、半分の水が入ったコップを見ても、量ではなく「きれいな水だ」と考える人もいると思います。
この場合、水が半分という事実は変わりませんが、それに対する捉え方、つまり認知の違いが、私たちの感情に影響を及ぼしているのです。
このように多様な見方を知ったり経験することで、自分の考え方も間違いではありませんが、同時に、他の見方も間違いではないこと、それぞれに捉え方の傾向があることを知れるのではないでしょうか。

私たちは生活支援を行っております。
これは、生活のしづらさを抱えている人たちのために、当たり前の生活・少しでも自立していただけるように「当たり前の人として」生活者の視点で、「当たり前のつきあい」一人前の人として、責任能力のある人としての付き合いをし、「当たり前の生活」基本的な生活がごく普通に営めるように、「ごく当たり前の生活」その人なりの、その人らしいその人独自の生き方を認め受け入れていき、「生活支援から浮かび上がる生活の障がい」生活を営むにあたり、差しさわりのある部分を補完、補強して解決を図り、「自立性と相互依存性」自立と依存の間を行き来して、「発想の転換と生活支援」人は成長し続ける存在であると信じることが大切だと思っております。

コップの水もそうですが、捉え方は十人十色です。
みんな違った色でいいと思います。そのみんなの色を尊重し認め、時には足して違う色になることもあるでしょう。当事業所「ねいろ」で、多様で豊かな時間を一緒に過ごせればと思います。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】