アウトリーチ活動について
2023年9月7日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。
9月に入り、早1週間が過ぎました。新学期が始まるこの時期は不安、心細さ、期待や楽しみが入り混じった気持ちにもなります。時には学校に行くことが自分にとって負担に思うこともあるかと思います。
自分に自信が持てないときや新しい環境に足を踏み入れるとき、不安な気持ちになりやすいですよね。長期休暇の後、精神的に不安定になって自分を傷つけたり、最悪の場合、命を絶ったりするのは思春期の若い人たちが多いというのは、私にも分かります。
そこまで自分を追い詰めることはなくて良いと思います。人は誰でも独自の性格を持っていますし、その正確に善悪はありません。
それを生かせるかどうかが大切なのですから。
例えば「ひきこもり」と言われていること。
福祉の分野ではアウトリーチというものがあります。このアウトリーチは今後医療と福祉の分野でとても重要なものになっていくと私は思っております。このアウトリーチの活動がなぜなかなか広がらないのか。。。それは、医療の分野では診療報酬に結びつかないものだからということが一つだと思います。
本来は相談機関や病院などの援助提供機関に来ることができないか、あるいは来ることを好まない人たちに対して医療、保健、福祉なの対人サービスを提供したり、また助言したりする活動のことをアウトリーチと呼びます。
つまり、重い障がいなどを抱えて必要な医療、保健、福祉などのサービスを自ら受けることが出来ない人たちに対して、直接自宅まで出向いたり、あるいは必要な場所まで同行したりしながらニーズを叶えていくことがアウトリーチの業務なのです。
日本では、家庭訪問とアウトリーチが混同しており、病院や施設から外へ出る活動すべてをアウトリーチと称した特集が組まれたりしております。しかし、アウトリーチ活動の特徴としては、非自発的な利用者の方や、サービス機関までたどり着けない利用者の方を対象として、利用者の発見と強く結びついております。また、地域に密着した機関が行う活動であり、家庭だけでなく利用者の方が活動している場所に出向いて、そこで活動を共にしてサービスなどを提供します。
今後、このアウトリーチ活動は多職種が加わっていき、職種を超えた関わりを展開していくことになるでしょう。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】
カテゴリーcategory
事務長の独り言post blog
事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。