特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

これからは「在宅」がキーワード

2023年11月24日

こんにちは。

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。

24時間いつでも患者の深刻度を見極めて適切な治療につなげる「トリアージ」というものがあります。これは、私たちからすれば身近な診療所にこそ求められる機能だと思っております。病気や怪我、新型コロナウイルス感染症に限らず、自宅で暮らす高齢者の方が急増する日本で在宅医療の必要性は一層高まるでしょう。
身体の不調を抱えながら暮らす後期高齢者が増える日本では、自宅での療養を支える在宅医療の重要性が高まっております。訪問看護でケアしたり、24時間体制で医療相談に応じて、緊急時に往診したりできる仕組みを整えておくことが今後の課題となってくるでしょう。
新型コロナウイルス禍では医療にアクセスできずに放置される自宅療養者が続出して、この機能の不備が浮き彫りになりました。
私が思うに、今後福祉サービスもこの「在宅」ということが大切になってくるような気がしております。しかし、グループホームなど、近年申請が相次いでいると聞きます。以前、障がい福祉課の担当者の方から月に2,3件の申請を行っていると聞いたことがあります。
施設内で支援をするということよりも、住み慣れた自宅で療養・支援を行っていく。それを多職種連携で見守っていく。これが、今後のサービスの主流となっていくのではないでしょうか。

例えば、地域で生活する障がいを抱えた方たちに対して、多職種の専門職がそれぞれの専門分野を横断した支援を行うACT(包括型地域生活支援プログラム)があります。これは、さまざまな職種の専門職が、それぞれの専門分野を横断した支援を行うものです。
多職種でチームをつくる場合、利用者の方を支援するという一つの目標を一致させて、日々の課題を共有化し、それぞれの専門性が発揮される多職種連携のチームを形成して支援の幅を広げていかなければならないと思います。
当事業所「ねいろ」が向かう道はどのような形になるか分かりませんが、各職員が専門性を発揮できるような事業所にしていき、時代に合った形に事業所を変化させていかなければならないのです。
一人ひとりが専門性を高めて、あるいは資格を取得して、時代のニーズに合ったサービス、利用者の方たちが求めるサービス、行政では届かないサービスを実施していければと思います。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】