モチベーションを高めるために必要なこと
2025年5月14日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
当事業所「ねいろ」の令和7年度の職場環境要件に関する取り組みを紹介していきたいと思います。
【両立支援・多様な働き方の推進】
職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備します。これは、職員の希望休を考慮した勤務シフトを作成したり、短時間勤務制度の導入と整備をしております。また、非正規職員から正規職員への制度を定め、希望する非正規職員には正規職員への転換を行います。短時間勤務を希望する職員には要件に応じて正規職員から短時間正規職員(非正規職員)に転換できる制度を整備します。
次に、有給休暇を取得しやすい雰囲気・意識作りのため、具体的な取得目標を定めた上で、取得状況を定期的に確認し、身近な上司等からの積極的な声かけ等に取り組みます。これは、土日や祝日の前後、飛び石連休の間の平日に有給休暇を取得して、連続休暇にすることを促す取り組みを行います。また、誕生月・日には有給休暇を取得できるような制度・環境を整えます。有給休暇を付与した日から1年以内に時期を指定して年5日の有給休暇を年10日以上の年次有給休暇が付与される職員に対して、年次有給休暇の日数のうち年5日については、計画的に指定して取得できる環境を整え、有給残日数の明示をします。
このような取り組みを実施していこうと考えております。
さて、組織の生産性やサービスの質を高めるためには、職員のモチベーションを高めることが重要だと思っております。職場で働く人の持つモチベーションをワーク・モチベーションといいます。このモチベーションを高めるために最初に思いつくのが、インセンティブ(報酬)です。でも、お金だけでは長期的に高いモチベーションを保つことはできません。ここで人の欲求について考えてみると、欲求にはいくつかに分類できますが、高いレベルの欲求には成長欲求というものがあります。この成長欲求が刺激されるものとして、目標を持つことが挙げられます。職員は目標をクリアすることに達成感を覚えて、さらにその成果が認められれば、モチベーションもいっそう高いものになります。もともと人というのは目標を達成すると、自分はやれるという自己効力感が高まり、さらに高い目標に挑戦するものだと聞いたことがあります。自己効力感の低い人には低レベルの目標を少しずつ与え、最終的に自ら目標を定められるようにする必要があると思います。
ハーズバーグの二要因理論によると、働く人の心理を「動機付け要因」と「衛生要因」に分けております。お金を含む後者は働く意欲によって、働きやすさに働きかけます。よって、満たされないと不満がつのりますが、基本的に満たされてもやる気にはつながらないのです。
まとめますと、このようになります。
「モチベーションに繋がる人の欲求」(マズローの欲求5段階説)
・自己実現の欲求 → 成長欲求
・承認の欲求 → 関係欲求
・所属と愛の欲求 → 関係欲求
・安全の欲求 → 生存欲求
・生理的欲求 → 生存欲求
「ハーズバーグの二要因理論」
動機付け要因には、成長欲求と関係欲求から達成、承認、責任、昇進、成長、仕事そのものを指します。衛生要因には、生存欲求から同僚との関係、健康、労働条件、私生活、上司等との関係、給与などがあります。
モチベーションを高めるために、職員が安心して目標を定め、支援に従事することができるようにしていく必要がありますね。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。