良好な人間関係を構築するために
2025年8月28日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
傾聴するということは、福祉に関わる方たちにとっては基本中の基本だと思います。傾聴とは、相手の話に注意深く耳を傾け、相手の気持ちや考えを理解しようとするコミュニケーションの方法です。最近では、この傾聴は心のケアの領域でよく聞くようになっています。時に、聞き役に徹して相手の胸中の憂鬱が言葉に出るのを待ち、正確に理解したことを静かに伝えて自力での立ち直りを促すこともあります。
この役割ですが、人工知能(AI)が狙い始めております。
効率社会の人間関係というのは非常に冷たくて傾聴は黙って聞いて人のストレスを引き受けるところがあるために、そんなことに自分にエネルギーや時間を提供する余裕のある人はいないからです。人に面倒をかけたくない繊細な人がAIに向かうことは何となく分かります。この度、AIにこの傾聴の役割が担えると分かった以上、この機能は発達していきそうです。AIを最大の理解者や心の支えにする社会は変ではないか。。。と皆んなが思っております。しかし、社会はどこへ向かっているのか不安でもあります。だたそう考える人も効率社会の一員で、社会に血を通わせる傾聴力はAIに劣るというのが目下の現実なのかもしれませんね。
これからの管理職というのは成熟した人間関係の構築が大切だとも言われています。そのためには、「この人ならば信頼して言いたいことが言える」などと思える心理的安全性を職場内に浸透させる必要があります。そうすれば、職場の人たちは発言などにとどまらずに積極的に振る舞うようになると言います。
米ハーバード大学のジョン・コスター名誉教授が提唱するボス・マネジメントにはこうあります。
ボス・マネジメントは、マネージャーが上司を動かして成果をもたらすことで、そのために必要なのは、上司を理解し、マネージャーを理解し、上司とのワークスタイルの共存を実現することだといいます。上司の理解とは、仕事のやり方、人間関係、パーソナリティなど仕事にまつわる多様な情報を得ることを意味します。マネージャーの理解においては、仕事にまつわる特性を理解するということです。
このことから思うのは、やはり「対人間」「対人間関係」だということです。そして、傾聴の前提には人間関係の構築というものがあります。アメリカの心理学者であるロジャースは傾聴を積極的傾聴と呼んでいました。そこには自己一致という話を聴いて分からないことをそのままにせずに聴きなおす等、常に真摯な態度で真意を把握すること、共感的理解という相手の立場になって話を聴くこと、無条件の肯定的配慮という善悪や好き嫌いといった評価をせずに、肯定的な関心を持ちながら話を聴くという3つの要素を提唱しています。
人との関係を築くということは、先ずは傾聴をする。そういうことなのかもしれませんね。
それでは。
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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。