防犯と開かれた施設との両立について
2025年10月22日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
先日お伝えしましたが、当事業所「ねいろ」でも防犯対策の強化を図らなければと感じております。防犯対策の強化を図る上で、防犯カメラ等を整備していくことにしております。見積書やパンフレット等をいただき準備を進めているところです。
厚生労働省より、以下のような書面が届きました。
令和7年10月15日、埼玉県鶴ケ島市の高齢者施設において、入所者が殺傷されるという痛ましい事件が発生しました。外部からの不審者の侵入に対する危機管理の観点から、現状を点検し、課題を把握すること等によって防犯に係る安全確保に資すると考える点検項目を示しているところです。
現時点において事件の詳細は不明ですが、管内市町村及び社会福祉施設等に対し、当該通知も参考に社会福祉施設等の入所者等の安全確保に努めるよう、改めて注意喚起をお願いします、とのことです。
以下、「地域に開かれた社会福祉施設等の防犯・安全確保に関するハンドブック」がありますので、皆さんご確認いただけますと幸いです。
【参考】
地域に開かれた社会福祉施設等の防犯・安全確保に関するハンドブック(PDF形式:16MB)
https://www.kaigo-wel.city.nagoya.jp/view/wel/docs_jigyosya/2018043000015/file_contents/handbook.pdf
施設(事業所)が社会から孤立することで、施設(事業所)の活動への理解・協力が得られないばかりか、施設(事業所)や利用者の方への偏見や敵意を生み出すおそれがあります。これについて、防犯強化が「開かれた施設(事業所)」を阻害するのではないかと懸念する施設(事業所)の声も聞かれます。
しかし、防犯の強化は必ずしもこの開かれた施設を阻害するものでもないのです。これらを両立するために来訪者を妨げない範囲で防犯体制を強化することは可能であって、そのためにはハード面はもとより日常からの心がけや、緊急時の対応の備えに向けた人づくりなどソフト面の対策強化が特に重要となります。
また、これからは地域の施設や様々な機関が自治体と連携・協力して、高齢者、障がい者、児童などの分野が縦割りでなく、分け隔てなく丸ごと福祉サービスを提供するまちづくりを目指していかなければならないのです。これらの考えが浸透していけば、情報共有や協働などの地域連携を進めていくことが、地域の福祉力の強化、さらには、施設(事業所)の防犯・安全確保の強化にもつながるのではないでしょうか。
そのために、防犯対策という観点からも、地域に開かれた施設(事業所)を目指して取り組みを継続していくことが重要なのだと思います。
それでは。
〒880-0022
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。



