すべての人が活躍できる事業所の実現に向けて
2025年10月31日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
1985年の男女雇用機会均等法の成立から40年が経ちました。日本は初めて女性の首相が生まれて、働く女性の割合は全労働人口の45%を占めるようになっております。しかし、管理職の比率や賃金をみると、男女格差はまだあるようです。では、女性が個性と能力を十分に発揮できるようにするには何が必要なのでしょうか。厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、男性の賃金を100とした女性の賃金は24年に75.8だったといいます。これには、非正規雇用の女性が多いことが背景にあるようです。パートや契約社員などの非正規は女性従業員の53%にのぼります。さらに、フルタイムの従業員の賃金格差も大きいようです。
大和総研の試算によると、常勤の従業員の生涯賃金は以下のようになっています。
男性 2億6,060万円
女性 1億8,893万円
7,200万円ほどの開きがあります。
当事業所「ねいろ」が目指しているすべての人が活躍できる社会の実現に向けては、特に女性の比率が高い医療・介護・福祉のサービス分野でDX人材などを育成していくことも賃金差の是正になるのかもしれません。また、事業所としても結婚や子育てとキャリアを両立できる環境づくりに力を注いでいかなければならないと感じております。
令和7年10月31日現在の当事業所「ねいろ」の男女比率は、全職員数12名中 男性3名です。9名の女性のうち2名がパート・アルバイトの非正規雇用となっております。
その中のある職員が10月から育児休業から復帰してくれました。この復帰支援というのがとても大切です。育児休業中でも休職中の職員が関わってきたことを報告したり、時に会議などに参加したり、事業所の進捗状況を把握できる仕組みもそうだと思います。そして、復帰の際に少しでも希望に沿えるよう勤務日数や時間、働く場所、雇用形態を選べるようにしてくことも必要だと思います。当事業所「ねいろ」では復帰支援として、そのようにしておりました。
日本では均等法が成立した1985年以降、女性の就業者は778万人増えました。生産年齢人口の就業率は7割を超えています。
当事業所「ねいろ」でのこれからは、一人ひとりの仕事の価値を高める方向に力点を移していかなければならないと感じています。女性の仕事の幅を広げて、多様なキャリアを支えなければなりません。それが格差是正と社会全体の生産性の向上につながっていくのではないでしょうか。
当事業所「ねいろ」では、女性が活躍している職場でもあります。女性が活躍するためには個性や主張を曲げるのはなく、支援制度だけでもなく、固定概念や偏見を変えるソフト面というのがとても大事なのですね。
それでは。
〒880-0022
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。



