令和8年秋の全国交通安全運動―事業所の送迎で守りたいこと
2026年9月24日
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
日本財団より当事業所「ねいろ」では福祉車両の助成を受けております。今回、日本財団より以下のようなメールが送られてきました。
近年は事故や安全運転・運転マナーに関する苦情が増加しており、過去3年間の平均で年間100件を超える報告が寄せられているようです。特に、下記のような苦情が寄せられており、私たちはより一層の注意が必要だと感じている次第です。
「危険運転」
無理な割り込みや追い越し、法定速度オーバー、急停止、運転中の携帯電話の使用など
「運転マナー」
狭い道路での駐車、無断駐車、ポイ捨て、駐車中の騒音など
幸いにして、当事業所「ねいろ」ではこのようなマナー違反、法定違反は報告されていません。このようなことが起こると、事故やトラブルの原因となって、修理費用や損害賠償費用などの経済的負担だけでなく、事故処理やクレーム対応に時間を割かれ、本来の事業活動に影響・支障が出る恐れがあります。当事業所「ねいろ」としても、より一層の安全運転の徹底と運転マナーの順守を行っていきたいと思います。
令和8年秋の全国交通安全運動は、9月21日から30日まで実施されます。今年の重点には、歩行者の安全確保、夕暮れ時の早めのライト点灯、飲酒運転や「ながらスマホ」の根絶などが掲げられています。また、令和8年9月1日から、中央線などがない一定の生活道路では法定速度が時速30キロメートルに引き下げられました。
生活介護事業所の送迎は、単なる移動ではなく、利用者の生命と安心を預かる支援の一部です。出発前には、運転者の体調、アルコール、免許証、車両のタイヤ・灯火・ブレーキ、当日の天候や道路状況を確認します。乗降時は、利用者の方の人数、氏名、座席、シートベルト、車椅子の固定、周囲の自転車や歩行者を確認し、降車後には車内の見落としがないか最後列まで点検することが重要です。
当事業所「ねいろ」では、少人数による個別送迎も行っています。乗車時間を短縮できることは、長時間の移動、車内の音、人との距離、予定どおりに進まない不安などによる利用者のストレス軽減につながる可能性があります。一方、送迎回数の増加や単独対応は、職員の疲労や時間的な焦りを招く場合があります。無理のない運行表、十分な乗降時間、休憩、応援を求められる連絡体制を整え、職員個人の努力だけに頼らない仕組みが必要です。
心理学では、慣れた作業ほど注意が低下し、「いつも大丈夫だから今回も大丈夫」と危険を小さく見積もる傾向があります。また、出発の遅れや次の予定への焦りは、速度超過や確認不足につながりかねません。「急いでも安全確認は省かない」という共通ルールを定め、指差し確認やチェック表を活用することが有効です。
利用者の方が不安や興奮を示した場合は、運転しながら無理に対応せず、安全な場所に停車します。乗車前に行き先や所要時間を伝え、写真や予定表を使って見通しを示すことも安心につながります。大声や急な動きについても、単に注意するのではなく、体調、感覚過敏、不安、座席環境などの背景を確認します。
事故が発生した場合は、利用者の救護と二次事故の防止を最優先に、110番・119番通報、管理者や家族等への連絡、事実の記録を行います。事故やヒヤリ・ハットを個人の責任だけで終わらせず、経路、時間設定、車内環境、支援体制を見直すことが再発防止につながります。
これからも私たちは、「急がない・焦らせない・確認を省かない」を基本に、利用者の方と職員の双方が安心できる送迎を続けていきます。
それでは。
〒880-0022
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
カテゴリーcategory
事務長の独り言post blog
事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。



