本当に必要とされるべきところに手厚い支援を
2023年5月29日
皆さん
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。
【バスの来ないバス停】
AC JAPAMの広告です。
2025年には5人に一人の割合になると言われている65歳の認知症。
ドイツのとある認知症の介護施設では徘徊する高齢者の対策で頭を痛めていたらしいです。ある日、職員の一人が「徘徊してしまう高齢者のほとんどはバスや電車などの公共交通機関を利用したがる人が多い」という傾向に気づいたらしいです。
そこでその職員は施設の前に【バスの来ないバス停】を設置したようです。
「家に帰りたい」と徘徊する高齢者に対して、「そこにバス停があるので、バスが来られるまで待たれてはどうですか?」とバス停に案内して、5分後くらいに「バスが遅れているようですから、中でコーヒーでもどうですか?」と言うとその高齢者は素直に施設に戻るようです。
これは優しいウソと呼ばれております。
さて、政府は、少子化対策で1.1兆円あまりをねん出してこれを充当しようとしております。
社会保険料も一人当たり月々だと思いますが、500円アップするようなことも言っておりましたね。
今後予想される社会保障改革としては、診療報酬(薬価)の引き下げ、後期高齢者2割負担の対象拡大、介護分野では高所得者への保険料引き上げや2割負担の対象者拡大等です。
こうも物価が上昇して国民負担が増えてしまったら、私たちはどう生活していけばいいのでしょうか。
加藤厚生労働相は諮問会議にて医療・介護分野の賃上げが他業界よりも進んでいないとして「人材確保の観点からも報酬の大幅な増額が必要とされている」と述べられました。
当事業所「ねいろ」でも、企業努力により少しでも職員の皆さんへ還元すべく賃上げも含めて出来ることを実行しております。社会的弱者の方々や然るべきところへしっかりと税金を投入していただけるのなら、私は何も言いません。が、バラマキとも言えるような政策ばかりに見えるのは気のせいでしょうか。
病や障がいに苦しんでいる方々への手厚い支援を、私は求めます。
当事業所「ねいろ」は今後、施設の移転をすることになると思います。
それには、何処に移転するのか?いつなのか?とか色々と課題が山積みです。
私には個人的な夢なのか目標なのか具現化したいことがあります。
ヒントとなるのが、地域ケアシステムやコンパクトシティ化です。
当事業所「ねいろ」であれば、当事業所「ねいろ」だからこそ出来ることをしていきたいですね。
選ばれる事業所となり、社会福祉の充実を図りたいです。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生活介護事業所 ねいろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。