特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

DXとフェムテックに期待

2023年11月9日

こんにちは。

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。

デジタルトランスフォーメーション(DX)が障がい者の活躍の場を広げているといいます。公的な書類作成業務を効率化させたり、スムーズに遠隔地勤務ができるようにしたりするシステムが浸透しております。社会参加を後押しする仕組みを提供する企業も増えてきております。
24年4月には改正障がい者総合支援法が施行します。目玉対策の一つが【就労選択支援】です。障がい者本人の希望やt形成、配慮すべき点を関係者から聞き取り、ハローワークなどと意見交換した後に適切な就労先につなげるのが狙いです。
障がい者雇用促進法に基づき、現在2.3%で設定している事業者の障がい者の法定雇用率も今後段階的に上がります。
24年度には2.5%
26年度には2.7%になります。
22年時点の平均雇用率は2.25%にとどまり、事業者にはさらなる施策の強化が必要になります。
もっとも、障がい者をサポートする現場では人手不足が深刻な問題になっているようです。厚生労働省によると、障がい福祉サービスと障がい児サービスの利用者数は22年10月に145万5,000人と1年で6%も増えております。障がい福祉関係の職業の有効求人倍率は21年に3.31倍と全職業(1.03倍)を大幅に上回り、ここ10年で差は広がる傾向にあります。
さらにデジタル化の遅れが負担を重くしており、特に地方自治体への申請といった公共分野では法・制度の縛りがあり紙による作業が残っております。就労選択支援を巡っても業務量の微増が予想されて、不安の声が上がっております。
しかし、障がい者と支援現場のスタッフ双方の働き方をDXで変えていくことが問題解決の糸口になっていくのではないでしょうか。

さて、皆さんはフェムテックという言葉をご存知でしょうか?
フェムテックとは、Female(女性)とTechnology(技術)をかけあわせた造語で、女性特有の健康上の課題を技術の力で解決する商品やサービスを指します。
女性特有の体調不良による症状によって生じる労働損失は年間4,911億円に上るという試算があります。さらに40~50代にかけては更年期障がいに悩む女性も多いようです。女性活躍が叫ばれている昨今、働く女性を支援して生活の質を高める手段としてフェムテックの開発や活用が進められております。
このように、私たち事業所や経営者こそ、欠勤などによって生じる女性の労働損失に対してもっと問題意識を高める必要があると感じました。これからも、女性の健康やキャリアアップへの関心がさらに深まっていくと思います。
昨日も、職場体験に来ていただきました。
これから応募していただけるかどうかはご本人次第ですが、数名の方が弊社の求人に応募していただいております。
早ければ今月中には採用に至る可能性がありますので、その際はまたご報告させていただきます。今回の採用が決まれば、一旦求人は締め切らせていただきます。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】