特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

農福連携、水福連携とは

2023年9月25日

こんにちは。

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。

先日、農福連携と水福連携の取り組みのアンケートが来ておりましたので、回答をして返信をしたところでした。農福連携とは農業と福祉の連携で、水福連携とは水産業と福祉の連携をいいます。
水福連携の取り組みは、実際に障がい者とともに作業を行う「実践行為」と、実践行為を行う水産業者や就労系障がい福祉サービス事業所を外側から支える「中間支援の取り組み」に分類することができます。
実践行為については、水産業者が障がい者を直接雇用する「直接雇用型」、就労系障がい福祉サービス事業者が自ら漁船や施設等を確保して単独で水産業を行う「福祉完結型」、水産業者と外部の就労系障がい福祉サービス事業所の設置・運営法人が、作業に関する請負契約を締結し、施設利用者(障がい者)と職業指導員のユニットが水産業者の施設等に通ったり、作業を事業所内に持ち込む「連携型」、水産業者が、就労系障がい福祉サービス事業所及びその設置・運営法人となる社会福祉法人・NPO法人・医療法人・社団法人・財団法人・営利法人(株式会社や合同会社等)を併設したり、そのような法人が水産業に係る法人を併設する「グループ内連携型」の4つに分類されております。
また、就労系障がい福祉サービス事業所が敷地内で作業を行いつつ、外部の水産業者の施設等にも通うなど、複数パターンを実施する場合もあります。それぞれのパターンにおいて、特例子会社が水産業者や就労系障がい福祉サービス事業所と同じ役割を果たす事例もあります。
1.直接雇用型
水産業者が障がい者を正社員やパート社員として直接雇用するパターン
2.福祉完結型
就労系障がい福祉サービス事業所が単独で水産業を行うパターン
3.連携型
水産業者と外部の就労系障がい福祉サービス事業所の設置・運営法人が、作業に関する請負契約を締結するパターン
4.グループ内連携型
水産業者が就労系障がい福祉サービス事業所及びその設置・運営法人を併設したり、その逆のパターン

当事業所「ねいろ」は就労系障がい福祉サービスではありませんが、私の祖父が水産業を営んでおりましたので、何か出来ることはないか聞いてみようかと思います。
九州・沖縄でも住宅などを有料で宿泊に提供する民泊が広がっております。さらに、鹿児島県では、農家に宿泊して農業体験などを楽しむ「農家民泊」に力をいれております。修学旅行生の宿泊の受け皿としているのが特徴で、NPO法人が受け入れ先の農家を調整する枠組みも整備しています。修学旅行生の受け入れを通じて体験型観光のノウハウを培ってもらう考えみたいです。
宮崎県では民泊などの宿泊者数はそこまで増えてきてはおりませんが、農業と福祉、水産業と福祉、民泊と福祉、点と点が線で繋がれば何か面白いことができそうです。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】