特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

疲れた身体を心身ともに休ませること

2023年9月26日

こんにちは。

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。

毎日、当事業所「ねいろ」では利用者の方たちが「おはよう」「さようなら」「ありがとう」などのコミュニケーションを取っております。コミュニケーションには言葉を使ってやりとりをする言語的コミュニケーションと態度や雰囲気を通して伝え合う非言語的コミュニケーションがあります。
会話が苦手な人は、この言語的コミュニケーションばかりに目が向いているのかもしれません。結果として上手に話そうと、上手に話そうとすべればするほどうまく話せていないところに目が向いて、さらにぎこちない雰囲気になったことがある人もいるかもしれません。
聞き上手が話し上手になるとも言われ、話を聞く方は言葉の裏にある気持ちにまで気を配り、そして耳を傾けます。いわゆる支援での基本である「傾聴」です。その結果、相手の気持ちや考えに寄り添い自分の考えを伝えあうことができるようになりやすいのです。
人とコミュニケーションをとるということは、非言語的コミュニケーションにまで意識を向けて聞き上手になることが話し上手になるコツかもしれません。

さて、仕事や家のことなど、皆さんは色々なことで気持ちに余裕のない毎日を送っている方も多いかと思います。やっと時間が出来たとしても、気になっていることを無意識に思い出し、なかなか頭がすっきりしないなんてことはあると思います。
生体には疲労した箇所を上手に放置することで、元の状態に近づこうとする機能があります。
例えば、右手で重たいものを持って運んでいると、そのうち右手が疲労して持てなくなってきます。しばらくしたら、また左手に持ち替えます。力を入れ続けた筋肉を休ませて機能を回復するのでしょう。
脳は何もしない、ということが苦手みたいです。ぼんやりしているようでも機能が停止しているわけでもなく、神経活動が起きています。
布団に入って寝る前は光も音もない刺激も少ないために、恐怖や怒りなどがうごめきやすいと言われております。そんなときは不快ではない語りなどの音源が良いとされております。無刺激な状態よりも、語りを聴くことに脳を使えば、考え事を追い払いやすいみたいです。
音楽を聴くのもよいのですが、音楽をBGMに考え事を続けてしまう場合もあります。一方、ラジオはモニターを見ないので、睡眠を抑制する光刺激がない点も良いのかもしれません。
30~60分程度の時間でも構いません。
日々毎日のことで起こった不快なことを考え続けた特定の部位がうまく休息できれば、脳が再び良い働きをするかもしれませんね。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】