特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

インフルエンザの流行が早くなっています

2023年11月14日

こんにちは。

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。

当事業所「ねいろ」では、職員のキャリア形成に向けて出来る限りの応援をしております。
国の調査によると、新規学卒者のうち、3年以内に離職する割合は高校卒で35%、大卒以上で30%以上という調査結果が得られております。その半数くらいは1年以内に退職しているようです。健康を害するほどに仕事を無理して続ける必要はないと思いますが、一生懸命に就職活動をして得た内定も終身雇用とは虚しく退職に至るのですね。
それでは、キャリアの意味とは何でしょうか。
「進路や仕事の選択を含む生き方そのもの」
と捉えられております。つまり、単なる学歴や職歴ではなくて、様々なライフステージで自分自身のキャリアというのは考えることになるのだと思います。
世の中には将来やりたいことがイメージ出来ている人もおりますが、やりたいことが見つからないという人の方が圧倒的に多いと私は思います。
キャリア論研究者のハリー・ジェラッドは「積極的不確実性」という概念を唱えております。昨今は世の中の変化が激しく、収集した情報もすぐに過去の産物になってしまうことから、将来の不確実性を受け入れて、要所要所で意思決定をしていくという考え方です。
また、組織心理学者のエドガー・シャインは「Will」「Can」「Must」の3点から、自分がどうありたいかを考えることを提唱しております。
「Will」は何をしたいか、つまり動機、目標、望む・望まないこと。
「Can」は何が出来るのか、つまり技能、得意分野、強み。
「Must」は何が求められているのか、つまり役割や貢献。
この3つが広がって、重なりが大きくなるほどキャリアが充実するということです。
私たちは、利用者の方たちが求めていることをしていき、そしてその中で出来ることが増えて、私たちもそうしたいと思えることに繋がれば良いと思います。
組織でやりたいことが見つからない場合、与えられた機会を大切にして、しばらく取り組んでみるのも大事なのかもしれませんね。

さてさて、インフルエンザの感染者が増加しているようです。厚生労働省は10日に5日までの1週間で約10万人の感染者が報告されたと発表しております。例年に比べて流行が早く、4週連続で「注意報」基準を超えました。新型コロナウイルスの感染対策に伴う免疫力の低下が背景にあると指摘されております。
本日もそうですが、気温が下がり、人がいる室内で過ごす時間が増えると感染リスクが高まります。ピークの患者数はコロナ前を超える可能性があると言われております。
ワクチンを接種するなどの対策をして十分に気を付けて過ごしていきましょう。
当事業所「ねいろ」は流行前にインフルエンザワクチン接種を完了いたしました。

【インフルエンザ対策のポイント】
・流行前のワクチン接種
・こまめな手洗いと換気
・人混みでマスクをつける
・水分と睡眠を十分にとり、水分はお茶やスープでも構いません
・看病する際にはマスクをつけて、こまめに手を洗う
・くしゃみをする時には使ったティッシュなどはすぐにゴミ箱に捨てる
・部屋を分ける。子どもは治療開始から最低2日間は1人にしないなどの配慮が必要

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】