温かい食事をみんなで食べることの大切さ
2025年3月13日
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
何の仕事でも言えることかもしれませんが、業務のやり方をシンプルにして、バラつきをなくすことにより時間的な余裕ができ、現場の生産性が向上することもあると思います。この時に大切なのは、取り組んだ成果の見える化だと思います。例えば、整理整頓前の、書類などが散乱して雑然とした机の上と、整理整頓された改善後にどう変化したかを理解できるようにしておくことが大切なのです。
当事業所「ねいろ」もそうだと思います。
決して整理整頓された事業所ではないことが言えます。。。
先ずは、【整理】と言う部分を考えていただきたいと思っております。これは、要るものと要らないものをはっきり分けて、要らないものを捨てることです。例えば、保存年限が超えている書類を破棄したり、重複ししている書類を捨てたり、職員が独自に使っている書類を捨て、パソコンに保管されている不要なメールやファイルを捨てたりなどです。さらに、長時間使用していないものは、保管庫などに移動させ、その後に再確認して不要なものを捨てて現場には今使うもの以外は置かないことを徹底することが大事だと思っております。しかし、判断に迷う書類や使用する頻度が少ない書類などは、別管理として通常の書類関係から外します。大切なのは、職員に1月ごとに保管場所を撮影して、ビフォーアフターの明確化を行うことです。進行状況と効果を見える化することが大事なのです。
要するに、整理というのは捨てることです。
今、必要なものだけにすること。要らないものは思い切って捨てること。すぐに使わないものは遠ざけて保管すること。そういうことなのです。
さて、令和6年3月31日までの経過措置とされていた食事提供加算のことです。これは食事提供時における栄養面での配慮を評価する観点から、一定の要件を満たす場合については、令和9年3月31日までの経過措置を延長することとなりました。
これはどういうことかと言うと、従来の要件である利用者の方の収入が一定額以下(生活保護受給世帯、市町村民税非課税世帯、所得割16万円未満)に対して、原則として当事業所内の調理室を使用して、食事提供を行う場合に食事提供加算が加算されています。令和6年4月からは、この従来の要件の他に、管理栄養士または栄養士が献立の作成に関わることや栄養ケア・ステーション若しくは保健所等の管理栄養士または栄養士が栄養面について確認した献立であること、利用者ごとの摂取量を記録していること、利用者ごとの体重やBMIを概ね6か月に1回記録していること、が追加されました。
しかし、どうでしょう。。。
物価上昇に伴い、今はお米不足です。お米の価格は上昇しております。この要因は2023年の猛暑と言われており、高温によって白濁したり、精米したとき割れやすくなり、その結果、2024年になると一部の業者がお米を手に入れにくくなり、お米の価格が上昇したようです。夏にはスーパーの棚からお米がなくなり、混乱が一気に広がりました。
当事業所「ねいろ」も、もろにその影響を受けております。ただし、食事提供加算(30単位)があり、利用者の方たちに一食300円をいただいているおかげで何とか温かい美味しい昼食を提供できております。この食事提供加算がなくなってしまうと、今後は食事提供サービスを行えなくなるかもしれません。
お米不足は終わらないなどと言われております。
福祉サービスでは、食事の提供は必須です。食事の提供も福祉サービスの一つです。何より温かい食事をみんなで一緒に食べることの大切さを考えていただきたいと思います。
幸せホルモンと呼ばれているセロトニンが食事によって増えることも言われておりますからね。
なぜ、食事提供加算にメスを入れようとするのか理解できませんが、食事提供に伴うサービスの重要性を今一度考えていただければ、おのずと令和9年4月からも継続して食事提供加算が残るのではないでしょうか。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。