【感染症の流行期】感染症予防のご協力とご理解
2025年12月11日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
高齢者施設での感染症対策の特徴としては、基礎疾患を有する方が多く、免疫力が低い。重症化リスクが非常に高い。生活がベッドの上や居室内に留まりやすく、行動範囲が狭いなどが挙げられます。一方、障がい福祉サービス事業所としては、身体・知的・精神などの障がい特性に応じて配慮すべき事項が大きく異なります。また、利用者の方によっては、協力できる感染症対策のレベルに差が生じます。さらに、支援内容によっては外出をする機会があるので、行動範囲や活動量が大きくなるということが挙げられます。
以上のことから、高齢者施設と同じ基準で一律の感染症対策を講じても十分な効果が得られないことが考えられます。当事業所「ねいろ」でも感染症マニュアルを定めておりますが、大切なのは【利用者一人ひとりの特性に応じた支援や工夫を積み重ねていくこと】だと思います。利用者の方の特性、その日の体調や状況、事業所内外の活動内容、支援の目的などといった多くのことを踏まえて、柔軟で出来ることを積み重ねていくことが重要なのです。
ここで、当事業所「ねいろ」で行っている感染症対策の一部を記したいと思います。
1.清掃と消毒
手すりやスイッチ、ドアノブなど、2,3時間ごと頻繁に触れる場所の清掃と消毒は当事業所「ねいろ」では頻繁に行っております。厚生労働省によると、ウイルスや細菌というのは汚れ(有機物)に隠れるために、清掃の徹底が効果的であると言われております。よって、今のように感染症が流行しやすい時期には、いつも以上に清掃を徹底するようにしております。
2.換気
飛沫感染予防の観点から、空気の滞留を防止するために換気は有効です。また、リフレッシュの効果があると言われており、大人数で作業する場面があったり、会話の多い事業所では非常に有効的な効果があるのです。当事業所「ねいろ」では、窓を開放したり換気を出来るだけ多く行ったり、窓のない場所ではサーキュレーターを使用して空気の滞留を防ぎ、綺麗な空気の循環に努めています。
3.体調のチェック
当事業所「ねいろ」では、朝の時間に職員が利用者の方たちの様子を観察して、変化に気づく習慣を重視しています。もちろん、毎日の体温測定は行っています。また、朝の送迎時には昨晩と今朝の様子を伺い、朝礼ではその旨を職員全員で共有化し、書きとめその日のメンタル面を含めた体調を把握する機会を設けています。
4.マスクの着用
利用者の方たちによっては、マスクは触覚やにおいに対する感覚過敏、呼吸のしづらさ、意味や必要性の理解が難しいなどの理由から必ずしも受け入れてくれないこと、場合もあります。そのために、必ずマスクの着用を義務化するといったルールは設けてはいませんが、無理に強制はしませんけれども着けていただけるように促しています。今はその理解が浸透して、ほとんどの利用者の方たちが密集時や一時的だけでなく、マスクの着用をして過ごしてくれております。
基本的に、感染対策の原則である「持ち込まない」「持ち出さない」「拡げない」を基本としていますので、利用者の方やそのご家族の方にはご迷惑をお掛けすることがあるかもしれません。感染症というのは病原体(感染源)、感染経路、宿主の3つの要因が揃うことで感染します。感染対策においては、これらの要因のうち一つでも取り除くことが重要となってきます。特に、感染経路の遮断というのは感染拡大防止のためにも重要な対策となります。
そのことをどうかご理解のほどよろしくお願いいたします。
それでは。
〒880-0022
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。



