生活介護の利用実態・ニーズ等調査から分かること
2026年6月24日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
先日、県障がい福祉課から「生活介護の利用実態・ニーズ等調査票」が送られてきました。これは、生活介護の利用実態から定員の実態、利用状況や契約状況などを行政に報告するものとなっております。宮崎県では、令和8年度において生活介護と就労継続支援B型について、一部圏域で総量規制を実施しています。この総量規制の実施とは、障がい者総合支援法において、特定障がい福祉サービス(生活介護、就労継続支援A型・B型)については、障がい福祉計画に定めるサービスの必要な量に達している、または必要な量に達することが見込まれる場合においては、新規指定や増員に係る指定変更をしないことができると規定されています。これが「総量規制」とよばれるものです。
宮崎県内での令和8年4月1日現在
(見込み量)3,698
(既指定分)3,658
となっています。
私は宮崎市内において設定されている見込み量については、不足していると感じています。生活介護事業所は充足していないということです。
実際、当事業所「ねいろ」においては、ある利用者の方からは慣れるまでは少ない日数から利用を始めたところ、本人から楽しく利用が出来ているということで利用日数を増やしたいとの要望がありますが、定員いっぱいで利用を行っているのでご要望にお応えできない状況です。さらに、いま実習期間中で2人の方が来てくれております。卒業後は当事業所「ねいろ」の希望をとのことで大変ありがたく思っております。しかし、定員数の兼ね合いによって曜日指定での利用をお願いすることになりそうです。その旨をいま現在、お伝えして理解をお願いしているところでして大変ご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございません。選ばれる施設として利用者の方たちの希望に沿いたいと思っていますが、定員をオーバーしてしまうために利用制限を行っているところです。
このことから、不足していると感じるのです。
数字では表れてこない実態があるのです。例えば、利用契約を結んだり利用が終了した場合に契約内容報告書というものを行政に提出しなければなりません。利用が終了した場合にはその理由を記載する欄を設けてはいかがでしょうか?数字では充足しているように見えている原因が分かるのではないでしょうか。事業所ばかりにアンケートを依頼するのではなく、利用者の方やその家族に利用実態・ニーズ等調査を行ってはどうでしょうか?なぜある事業所を利用しないのか。。。その事業所を退所したのか。。。利用したいサービスは何なのか。。。受給者証の更新時に聞き取りを行えば、原因が分かるはずです。
利用者の方が本当に利用したいサービス・事業所を選べる環境づくりをお願いしたい。
とある事業所は、自事業所の利用者数が減っているのを危惧してか、相談支援事業所に利用者の方を紹介してくれ等の連絡をしているようです。
そのようなことがあって良いのでしょうか。選ばれる施設として、あるまじき行為です。
良い事業所とそうでない事業所が二分しているように思います。当然、良い事業所には利用者の方たちが多く利用するわけで、利用定員をオーバーしたりキャンセル待ちが出るのです。しかし、そうでない事業所には利用するわけでなく、空きがあるのに利用する方がいない。。。という現象が起こります。数字だけ見ると、事業所数は充足しているように見えますが、実際は利用者の方たちが利用しない・できない相応の理由があるのです。利用者の方たちとそのご家族は分かっているのです。もっともっと利用者の方たち主体で事業所を選ぶことのできる環境を整えていくことが必要かと思います。
当事業所「ねいろ」のように、良識のある福祉職員がいれば、自ずと魅力のある良い事業所になっていくのです。それが選ばれる施設の理由の一つなのかもしれませんね。
それでは。
〒880-0022
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。



