意思決定支援の観点から~成年後見制度の利用について~
2026年7月15日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
毎日暑い日が続いておりますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
当事業所「ねいろ」では、入浴支援を行った際に脱衣所までも蒸し風呂状態になることから、新たにスポットクーラーを購入しました。効果はどの程度か未知数ですが、この暑い日々をどうやって乗り越えていくかを考えていかなければならないのです。
2025年の日本の夏は、未だかつて経験のない暑熱危機に直面したところです。熱中症によって救急搬送された方は調査開始以来初めて10万人を突破したようです。気象庁が26年4月に40℃以上を「酷暑日」と予報用語としました。これは、極端な高温が恒常的に備えるべきリスクになったことを意味しているのではないでしょうか。暑熱対策については、気象・医療・福祉・労働・都市計画などが考えられます。これからは縦割り行政ではこの猛暑対策は乗り切れません。プラネタリーヘルス(人と地球の健康)の概念を基本としつつ、来る気候変動時代に私たちの命を守り抜く術を身に付けていかなければならないのです。
さて、頼れる身寄りがいない高齢者向けの終活支援が拡大しているといいます。改正社会福祉法が今国会で成立して、全国の自治体・社会福祉協議会などが無料・定額で日常的な金銭管理といった支援事業を始めることが可能になりました。これは、利用する側からしても選択肢が多くなっていくので良いかもしれません。認知症や知的障がいの方たちなどで判断能力が十分でない人たちを支援する成年後見制度を利用しやすくする改正民法も成立したところです。本人の判断能力に応じて権限に差を設けた3類型を「補助」に一本化することで、認知症の人たちが特定の事項について代理してもらえるようになります。期間制の導入や後見人の交代ができるなど柔軟な運用を心がければ、後見人選任の幅は広がるでしょう。
成年後見制度は、直近の利用者は約25万人いるといわれていますが、後見人の担い手不足という問題があります。また、2030年には65歳以上の認知症患者が約523万人に達するとの予想があります。今後、老後の生活を支えるセーフティネットとして成年後見制度が機能できるようにしていくことが必要だと思います。認知症の方の判断能力の程度は人様々だといいます。意思決定支援の観点からは、本人が何をしたいのか、何を望んでいるのかを見極めることから始まります。この点は私たちのような支援をしてきた経験のある人たちが相応しいと思っております。また、被後見人に寄り添うことのできる同じ目線で考えられることも重要なことです。
今後、ますます需要が増してくる成年後見制度については、私たちのような支援職がその経験を生かしていけると感じております。当事業所「ねいろ」が、これからの体制づくりに一役買えれば幸いです。
それでは。
〒880-0022
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。



