ストレスの考え方
2023年11月1日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。
今年も残すところあと2か月となりました。年末は何かと慌ただしくて気忙しくなりますよね。
そんな時にこそ、身体に負荷がかかりやすくなります。
そこで本日は、ストレスの概念についてお伝えできればと思います。
ストレスの考え方ですが、ストレスとは、心身の負荷になる刺激や出来事や状況により、個体内部に緊張状態が生じることを言います。さらに、ストレッサーとは、ストレスを生じるような外部からの刺激を言います。時に、このストレッサーも含めてストレスと言うこともあります。ストレスという言葉は広く用いられておりまして、用いる人によって意味が異なっているので、誤解もされやすく注意が必要です。
このストレスですが、STRESSの3つの「S」から理解してみましょう。
最初のSは、ストレスは人生のスパイス(Spice)であり、過剰と過少が問題とされております。
次のSは、ストレスは気づき・自己チェック(Self-check)が必要で、心身の不調やライフスタイルの乱れ、嗜好品の増加などが過剰警報であると言われております。
最後のSは、ストレス・コントロール(Stress-control)が必要で職場・家庭などの(場)と個人のコントロールが相互補完的に働いておくことが大切だと言われております。
ストレスの種類としては、有益なストレスと有害なストレスがあります。
健康心理学の立場から、R.Lazarusはストレスの情動面を重視して下記のように分けました。
ネガティブな情動:怒り、不安、罪悪感、悲しみ、嫉妬、恐怖など
ポジティブな情動:安心、希望、喜び、感謝、同情、確信、自信、肯定など
また、対人関係と生活状況的なストレスとしましては、職場のストレス(新入社員の適応、上司・先輩・同僚・後輩との関係、仕事の問題、出向・転勤・海外出張、組織変更、定年など)、学校のストレス(進学・進級、教員・先輩・同僚・後輩・友人との関係、クラブ活動や卒業・進路・就職など)、家庭のストレス(結婚、母子・父子関係、育児、共働き、配偶者との関係、舅・姑との関係など)、地域のストレス(居住環境、騒音、近隣関係、地域特性、市区町村自治体との関係など)があります。
これらのストレスにどのように対応し対処していく(ストレスコーピング)かで、これからの人生の生き方の問題にも結びついていきます。
下記にストレスのサインとなるものを記しておきます。皆さんはいくつ当てはまりますか?
・朝早く目が覚める
・全身がだるい
・めまいがする
・よく肩が凝る
・頭が痛い
・手足が震える
・食欲がない
・よく喉が渇く
・便秘がち
・腰が痛む
・お腹が張る
・手足がしびれる
・胸が圧迫されるようで苦しい
・朝、憂うつな気分がする
・これから先の自信がない
・いつものように人に気軽に会えない
・なんとなく不安でイライラする
・仕事に取り掛かる気になれない
・物事がなかなか決断できない
・根気が続かない
・いっそこの世から消えてしまいたい
私が言えることは、無理をしないこと。そしてしっかりと休息を取ることが大切だと思います。私も以前、身体は元気なのに、原因不明の咳が出て止まらない状態が何日か続いたことがあります。今思えば、仕事を抱えすぎてたのだと思います。
仕事上でストレスが感じられた場合、その一つひとつをいかに処理していくかという点では、個人的要因はとても重要です。小さい時から感情を押し殺すようなしつけをうけていると、それが習性になってしまう場合もあります。
個人的要因の中で特に重視されているのは、職務への満足感であって、今あるがままの自分と、自分がやり遂げた実績との折り合いをつけて満足しない限り、自分を納得させるものを絶えず求め続けることになりますからね。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】
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公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。