命を守る大切な数字とは
2024年4月2日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
新年度になりましたね。
新年度になると挨拶を交わす機会が多くなると感じるのは私だけでしょうか。とある新入社員の研修では、挨拶は明るく、いつでも、先に、と言っております。明るく「おはようございます」「こんにちは」と発して、いつでも自分から先に挨拶をすることというのは皆さんが行っていることだと思います。さらに、「今日は涼しいですね」「雨が降りそうですね」などと続けると円滑な人間関係が築きやすくなると言われております。
昔の私の頃を振り返ると、周りの方々に挨拶した時の何気ない温かい言葉に励まされたと感じます。くじけそうになってもその時の言葉を思い出します。そうした言葉が前に踏み出す一歩を後押ししてくれたのだと思います。
挨拶の返事とは、意外なほど力があるものだということを感じております。
さて、年明け早々に能登半島地震と羽田空港の衝突事故など大災害が発生したのを昨日のことのように思い出します。このような大震災では、政府によると食料備蓄を1週間、地域によっては2週間分としております。
災害時には自助しかないと思った方が良いとの声もあります。自助ができて初めて共助ができるからだということです。
災害時の延命については季節や被災した環境によって条件はかなり違いますが、よく72時間の壁などとも言われております。72時間を過ぎて救出された人は、呼吸ができる、水が得られる、体温が保たれるなどの環境にいた場合が多いのです。こうした経験則から、延命にかかわる「3の法則」が災害時を想定したサバイバル訓練などで教えられております。
空気がないと3分、体温が維持できないと3時間、水がないと3日、食料がないと3週間しかもたないという生き延びるための目安です。
また、備えるべきものは自然災害だけでなく人為災害というものもあります。日本航空では「90秒ルール」というもので避難用の脱出シューターが開いてから90秒以内に乗客全員が脱出できるように機能と乗員への訓練を行っていたために誰一人として死傷者を出すことなく脱出できました。
さらに、人為災害は小さな不注意から招くこともあります。「ハインリッヒの法則」というものを聞いたことがあるかと思います。これは、1件の重大事故の背後には29件の軽微な事故、さらに事故寸前の300の異常が隠れているという経験則からなっております。
このように、災害が起きた場合、災害後の生活を守るためにも自分の命は自分で守るという「自助の備え」というものが最低限必要となり、大切になると思います。
当事業所「ねいろ」でも、利用者の命と職員の命を守ることを最優先にして、パニックを起こさないように注意喚起しながら日頃からの意識の徹底を図っていかなければならないと思います。
【命を守る大切な数字】
・72時間の壁
生存率は、3日を過ぎると大きく下がる
・90秒ルール
90秒以内に全乗組員の脱出を可能にする航空機の設計基準
・3の法則
空気3分、体温維持3時間、水3日、食料3週間が必要
・ハインリッヒの法則
1件の重大事故には29件の軽微な事故、事故寸前の300件の異常が隠れている
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。