可能性を深く認識すること
2024年4月24日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
本日、【能登半島地震の現状から 災害時のNPO・市民活動の役割を考える】というNPO向けの研修を受講してきました。
実際に能登半島地震の災害現場に行った方が講師として講座を開催してくれて、とても貴重な研修を受講することができました。実際、私はボランティア活動を行ってもおらず、被災地に行って何も出来るようなことはないかもしれませんが、【九州ボランティア人材育成プロジェクト】の育成プログラムに参加して研修を受講したいと思いました。
当事業所「ねいろ」で、宮崎県において遠くない未来に大きな災害が発生すると言われております。そのような時に、発災時に対応できるようになっておかなければならないと切に感じた次第です。
私たちのようなNPO法人は、行政では行き届かない部分をカバーすることができると思います。細かいニーズに対応したり、さらに専門性を持って対応ができます。また、ニーズに合わせた支援を展開しながら、私たちが築いてきたネットワークをフル活用できるのではないかと思います。
今回の研修では【個と個の関係性づくり】の重要性を学びました。
被災地であるかないかに関わらず、課題やニーズというものは潜在化しております。特に、災害時は、発災直後は分かりやすい形で課題が顕在化します。しかし、しばらくすると平時のときよりも複雑化してまた潜在化するようです。
課題を抱えたままでいる方たちは、他者との関わりに消極的な方が多いようです。そのような方たちのために個別訪問を行って接点をつくり、そこを起点として関係性を育んでいくことがとても重要なのだと思いました。
事業活動を通じてできる関係性を大切にして、自発的に利他的精神を持ってこれからも活動をしていかなければならないと感じた次第です。
さて、「こだわり」というものがあります。
これは人それぞれ持っているものだと思います。
ある利用者の方はパソコンなどに執着があります。特に電車などにとても深く興味を持っており、パソコンのペイントで上手にイラストを描いております。今日は外出の日でしたが、朝からパソコンを取り出して止めることができずにおりました。時間を決めていたようですが、切り替えって難しいですよね。
環境を変えることや社会資源の活用、そして私たちの関わり方の重要性を改めて感じました。
発達障がいの世界は多様であるといいます。
脳の多様性(ニューダイバーシティ)ともいいます。
発達障がいとは、脳の先天的な機能の障がいというのが共通認識として知られております。それはスペクトラムと呼ばれる連続体であり、異常・正常の明確な線引きはありません。もっと言うなら、発達障がいかどうかを決めるのは個人の資質や特性ではないのです。
個人と環境(家族や社会)との相互作用の中で何らかの問題が生じるか否かだとも言われております。
その問題のありように対する名前が「発達障がい」なのです。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。