特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

令和6年6月より新しい職員(仲間)が加わります

2024年5月15日

こんにちは。

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

当事業所「ねいろ」で一緒に働いていただける職員を募集中ですが、この度1名の採用が決定したことをご報告させていただきます。令和6年6月1日より出勤していただけるとのことですので、共に支援をしていただける仲間が来ていただけることに感謝申し上げます。職員、並びに利用者の方皆んなが新しい職員さんを楽しみにしております。
引き続き育児休業に伴う代替職員を募集いたしますので、良かったらご応募ください。
職員一同心待ちにしております。

さて、支援を受けずに成長したために生じる問題というのものがあります。発達障がいの特性といたしまして、自分の興味に非常に素直でそこに一生懸命であったりとか、人とのコミュニケーションよりかは自分の興味を優先したりするというようなことがあります。しかし、これは決して悪いことではないと思います。大きく言えば、それが人類の科学を発展させたとも言われております。よって、ご本人たちの発達特性には多くの良いところがたくさんあるのです。そもそも発達の特性のある方たちが良い面があるにも関わらず、障がい理解のない環境にいれられていることに問題があるのかもしれません。その特性に理解がないために、得意・不得意に差があることを「できないこと」に対して「怠けている」「どうして出来ないの?」とか素直に発言をしたことによって「意地悪」とかと叱責をうけてしまうのです。そのような環境からの影響を受けてしまうといじめや虐待、環境からの影響を受けて自己評価・自己肯定感が低くなり不適応感を持つこともあります。また、将来に渡りうつ・不安障がい・行動障がいなどの二次障がいが生じてしまいます。
早期発見によって、その方に合った障がい理解のある環境で暮らせる社会がその方の幸せにも繋がるのです。
企業での人事評価を考えてみると、発達障がいの方の特性に応じた形での評価なんて今はまだまだ理解がないと感じます。会社への貢献度や仕事ぶりばかりに評価の対象があり、「真面目にコツコツとマニュアル通りにやっても結果が出なかった」「外部環境が変わったからなのだから結果が出なくても仕方がない」といった無責任な発言をする方もいると聞きます。マニュアル通りにやってうまくいかなかったら、途中でやり方を工夫改善して変えたり、外部環境が変わったらその変化に対応するように調整を図ることが必要です。そういったことを調整する役割こそが理解のある環境なのではないでしょうか。
ジョブ型雇用が今後の主流となると言われたりともしてますが、障がい特性のある方については、役割や責任を明確に明示して(時には絵カードなどを使用して)業務の細分化をしたりすれば出来ることもたくさんあるのです。積極的に自ら行動をしてくれるのです。そこにしっかりとした合理的配慮を考慮した公平な評価と育成制度が必要なのです。働いていれば必ず処遇も改善していけるという道筋を示し、承認・評価される成功体験や成功事例を作っていかなければならないと思います。
私も同じです。
自分のやっていることに誰かしらが評価・称賛してくれないと自分に自信がなくなり、やる気もなくなってしまいますからね。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】