特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

会社は多種多様な人で

2025年10月14日

こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

大阪・関西万博が10月13日(月)、184日間の会期を終えました。当事業所「ねいろ」の利用者の方も行かれたみたいです。成熟社会で催されたこの祭典は、人口知能(AI)などの最新技術を人類が共存する未来像を示して、国境や立場を超えた交流の大切さを再認識させました。複数の国・地域が出店していたい共同館は多様性を可視化し、ガラス張りの外壁には各国の言語で感謝や平和への思いがつづられていたようです。
未来の社会の実験場をうたった半年間であり、AIやアンドロイドと人間が共存する将来像などが提示されたりと、未来の社会に触れる機会を楽しんだ半年間だったのではないでしょうか。
私も行ってみたかったな、と。次は2030年サウジアラビア・リヤド万博。。。行けませんね。

さて、日本は目立つことを避ける文化的傾向からか多くの女性がリーダー職への挑戦をためらうといいます。人手不足と経済環境の変化は日本企業に女性の活躍推進を迫っています。しかし長らく男性中心の職場風土などが醸成されてきた企業では、女性の活躍が重要な経営課題だと認識されていても軌道修正は容易ではないのです。
例えば、リクルートマネジメントソリューションズから「職場における強さを競う文化」にはこうあります。
以下、あてはまる・あてはまらないを考えてみてください。
・プライベートで困難があっても職場では平然としていなくてはならない
・根回しが重要だと認識されている
・会議などで発言回数が多い人の意見が重視される
・自分の苦手なことでも、人の手を借りずに進めなくてはならない
・エネルギッシュに働いている人しな評価されない
マッチョイムズ(男性性を競う文化)が職場に与える影響というのは経営学でも話題のようです。弱さを見せない、力強さとスタミナ、仕事第一主義、食うか食われるか、などの4つから構成されており、一般的に男性にみられる特性であり男性中心の職場で色濃く表れるようです。
このマッチョイムズは男らしさと同一ではありませんが、女性が一般的に受け入れがたい特徴でもあって、マッチョイムズが根強い職場というのは女性が活躍しづらいのです。しかし、最近ではマッチョな文化を敬遠する男性もいるようです。当事業所「ねいろ」では女性が多く、女性が活躍している職場であります。しかし、悪気はなく、有形無形の男性優位の文化の影響から逃れたいなどといった人たちが増えてくることで、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に気づいていけるのかもしれません。
会社も人も、実際に人手不足の危機に直面しないとなかなか変われないのかもしれませんが、半年間に渡り行われた万博から学ぶことはダイバーシティの観点なのだと感じております。多種多様な人が集まれば、必ず課題は解決できるのですからね。

それでは。

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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】