特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

障がい福祉を学ぶために

2025年9月18日

こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

支援をする際に大切なことの一つにストレングス視点というものがあります。これは、利用者の方などのもつ強み、力、良いところ、努力などに着目する視点のことを言います。人は自分の良いところを認めてもらい、頑張っていることに対して共感的に受け止めてもらえることで、物事をポジティブに捉えて前進していく力が与えられるものですからね。
人は誰しも自分がやりたいことをやりたいものです。しかし、それが自分の一番の強みだとは限らないのが世の中なのです。厳しいですけどね。。。逆に第三者から意外なことで評価されるポイントが、自分の強みになることだってあります。だからこそ、第三者からの客観的な意見によって、自分の真の能力に気づけるチャンスというのはとても重要なのだと思います。
自分で気づかなければ、このストレングス視点で客観的に評価して褒めてあげれば良いのではないでしょうか。自分の潜在的な力を把握すれば、今持っている能力を展開して新しく応用することもできるでしょう。だからこそ、自分の持っている力についてよく知ってもらうことから始めることも大切ですね。
障がい福祉について学ぶためには、その人の声を、自分自身の心を動かしながら聴くことが大切です。外から傍観しているだけでは分からない思いに触れられれば、分かるという共感を覚えられるでしょう。虐待防止の観点から言えば、偏見を乗り越えるために向かう動きです。また、自分とは異なる固有の世界を知って、分からないと感じて、もっと知りたいという気持ちになれれば、これは、偏見の先の新たな理解に向かう動きになります。さらに、その人の苦しみに接することで、居心地の悪いような思いが起こります。これは、偏見や差別を作り出して見ないふりをしてきたことへの気づきに向かう動きとも言えるでしょう。

それでは。

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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】