特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

心理的安全性の高い職場を目指すこと

2024年10月2日

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

近年、従業員のウェルビーイング(心身の健康や幸福)が注目されております。欧米では担当部署を設置する企業も増えているといいます。
ウェルビーイングのアンケート質問には、人間関係、信頼関係、主観的幸福、仕事と生活のバランスなどの項目があります。他にも従業員幸福度や従業員満足度があり、やりがいや働くことへの喜びを数値化して示しています。
日本でも上場企業は人的資本、ダイバーシティ人材の活用に関して、女性管理職比率、男女賃金格差、男性育児休業取得率の開示が義務付けられました。
幸福度の高い従業員の創造性や生産性というのは、そうでない従業員に比べて大幅に高く、欠勤率や離職率は低く、業務上の事故もないといいます。

それでは、心理的安全性の高い職場を目指すにはどのようなことが必要なのか。。。
ここに、心理的安全性に関するある意識調査がありますのでご紹介いたします。これはエドモンドソンが作成した調査となっております。皆さんも今の職場と照らし合わせて考えてみてください。
1.このチームでミスをしたら、きまって咎められる(逆転項目)
2.このチームでは、メンバーが困難や難題を提起することができる
3.このチームの人たちは、他と違っていることを認めない(逆転項目)
4.このチームでは、安心してリスクをとることができる
5.このチームのメンバーには支援を求めにくい(逆転項目)
6.このチームには、私の努力を踏みにじるような行動を故意にとる人は誰もいない
7.このチームのメンバーと仕事をするときには、私ならではのスキルと能力が高く評価されて、活用されている
皆さんは当てはまる項目はありましたか?
やはり、応援してくれる人や支えてくれる人、助けを求められる人、話せる人がいることが良いのではないでしょうか。そこにはチャレンジできる環境があってのことですが。分からないことがあっても質問できず相談ができないなんて冷たい職場ですよね。
また、心理的安全性の低い職場・チームではサービスの低下や事故、離職、病気が起きることが分かっております。

世間にとっての「良い会社」が自分にとっての「良い会社」ではないこともあります。これからは職員全員と一緒にそれぞれの自分にとっての「良い職場」となるように努力していくことが大切なのかもしれませんね。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】