心遣いの大切さは、感情的にならずに
2023年12月7日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。
知的障がいの診断基準として、こう記されております。(DSM-5では、知的能⼒障がいもしくは知的発達症と表記されています)
①知的機能に制約があること:IQ70未満が知的障害の目安
※知的機能=言語理解⼒・論理的思考⼒・抽象的思考⼒推理⼒・記憶⼒・経験から学習する能⼒・概念形成能⼒・知的推理⼒等
②適応機能に制約があること:⽇常の社会⽣活を営む上で必要とされる能⼒や⾏動に制約がある
③発達期に⽣じたものであること:概ね18歳以前に知的機能の制約と適応機能の制約が始まる
【IQの参考値】
・軽 度 IQ 50-69
成⼈期においてその精神年齢は概ね9歳から12歳相当
・中 度 IQ35-49
成⼈期においてその精神年齢は概ね6歳から9歳相当
・重 度 IQ20-34
成⼈期においてその精神年齢は概ね3歳から6歳相当
・最重度 IQ 20未満
成⼈期においてその精神年齢は概ね3歳未満
※軽度、中度、重度、最重度の区分はICD-10(国際疾病分類)による。
私たちは支援する中で利用者の方や保護者の方、そして職員や関係機関、行政へ常に言葉や身振り手振りで会話をしております。
人に何かを伝えようとするとき、起きている事実とその時の自分の気持ちをバランスよく伝えることが大切だと思います。状況を説明しないといけないと考えて事実ばかりを伝えようとすると、気持ちが伝わらずにお互いの心理的な距離が生まれます。逆に気持ちばかりを伝えようとすると、感情的になりすぎて現実に目を向けた話し合いができなくなります。
会話や自分の気持ちを伝えようとしてかみ合わないという時には、事実ばかりを伝えていたり感情的になりすぎていたりするものです。
そうしたことを避けるために事実と気持ちをバランスよく伝えることで、お互いに現実に目を向けながら気持ちのこもったコミュニケーションが可能になります。そうすれば自分の意思を相手に理解してもらいやすくなりますもんね。
支援も同じだと思います。ほんのちょっとした心遣いで、誰しもが耳を傾けてくれますから。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】
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公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。