特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

南海トラフ巨大地震にどう備えるのか

2024年8月14日

こんにちは。

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

水になれ。
ブルース・リーがよく口にしていた言葉です。
同じところに留まらずに常に流れる水の動きを学ぶこと。この哲学のような言葉は社会生活においても大変勉強になります。
臨機応変、相手や周囲の状況に合わせていかようにも己の姿形を変える、時には石をも砕く強さを持つこともあります。この極意ともいえるものは組織論にも通じるかもしれません。
水のようにしなやかに涼しい顔でサラサラと仕事をしたいものです。
また、何かしらの試験で他の人の解答を盗み見て自分の解答用紙に書き写すことは良くないことだと皆さんが分かっております。しかし、スポーツの世界においてはどうでしょう。トップアスリートのパフォーマンスを盗み見ても問題はないはずです。
私たちが前向きに生きていくなかで、時に人生で苦しい思いをするときもあるかもしれません。そういった時に、つい一人で頑張ってしまったり一人で頑張ろうとする傾向があります。そんな時には少し立ち止まり周りを見回してみましょう。ストレスを上手にコントロールして活かしている人をカンニングしてみると自分のストレスに対処していく方法が見えるかもしれません。

さて、令和6年8月8日(木)の地震から早いもので1週間が経とうとしております。
気象庁は宮崎・日向灘を震源とする地震を受けて、南海トラフ地震の想定地震域で生じた地下の岩盤のひずみについて「通常みられる変化以外は捉えられていない」との見解を示しております。異常な兆候はみられていないものの、引き続き巨大地震への注意を呼び掛けております。
当事業所「ねいろ」でもBCPの策定によって定められている通り、万全の準備はしているつもりです。
私たちは臨時情報が発表された後も通常の生活をすることが基本であり、自治体の呼びかけに応じた防災対応を取ることが大切だと思います。
例えば家具です。
地震で怪我をした人の3割から5割が家具の転倒や落下が原因でした。家具は転倒時にドアや避難経路を塞がない場所に置いて、寝る場所や座る場所、ストーブなどの近くも避ける事が望ましいとされております。
タンスなどはL字型金具やツッパリ棒などで固定して、食器棚には扉の開放防止の器具やガラスの飛散防止フィルムを設置することが効果的です。
水やレトルトのご飯など食料は最低3日分、出来れば1週間分ほど備蓄しておくことが望ましいとされております。乳幼児がいる家庭は粉ミルクやおむつも欠かせません。スマートフォンの予備バッテリーも生活を維持する上で必要となります。
さらに、実施に大きな揺れが襲った際に慌てるのは禁物です。屋内にいる場合は揺れが収まった後に落ち着いて行動し、割れたガラスで怪我をしないように靴やスリッパを履きましょう。屋外ではブロック塀、看板のあるビルなどには近寄ってはいけません。
沿岸部にいる場合、津波警報が出たら海岸から離れて高台に避難し、ラジオやテレビで行政情報を収集します。崖崩れや土砂災害に備えて、急傾斜の地域からも非難しましょう。
避難時は、車の渋滞によって救急・救援活動に支障が出るのを避けるために原則として徒歩が望ましいとされております。しかし、移動に困難を抱える方たちがいる場合は車での移動も検討します。事前に安全な場所への退避ルートを把握しておくことが大事です。
ツラツラとお伝えしましたが。。。
今回高まった防災の意識を維持して、普段から十分に皆さんで対策をしておくことが一番重要なことだと思います。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】