特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

今思う支援員としての心構えと姿勢とは

2024年8月26日

こんにちは。

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

台風が来ておりますね。
予報では、29日(木)の9時頃でしょうか。宮崎に上陸するものと思われます。
地震や雷、線状降水帯による大雨、そして台風と災害が多いので皆さん早め早めの準備をしていただき、十分に備えていただければと思います。
当事業所「ねいろ」の営業日についても、台風の影響によっては休所する可能性が大きいので利用者の皆さんには状況を見ながら一人ひとりに連絡をさせていただきますね。
ご理解とご協力をお願いいたします。

さて、私たち支援員は支援をする側として、利用者の方たちの置かれた状況、事実そのものに適合させて支援員として自らの在り方そのものを変える必要があるのではないか。。。
そういったことを常に自分に問いかけながらやっていかなければならないと感じている今日この頃です。
いわゆる「時・処・位(じ・しょ・い)」を基本として考えているかということです。
利用者の方への具体的で個別個別に適したアセスメントを展開して個別支援計画に盛り込み、モニタリングを行い、時間軸・空間軸での理解を行い、焦点化する視点と全体の状況を捉える視点を持ち、その事実を分かち合うことの重さや難しさを理解する。
また、自分一人での限界領域を知り、チームとして多職種連携で利用者の方たちを支援してく。伝わる言葉の大切さを知り、個々の個性を尊重する。潜在的な力と発達可能性を発見して、そこをストレングス視点によって伸ばしていく。それが生活の質を高めるためのヒントとなり工夫となるのです。
時・処・位とは、その方がこれまでの人生をどのように生きてきた人なのか、そして現在、どのような環境に置かれて、どのように対処しているのかという人生の流れとして理解することです。
その上で、私たちが今とこれからどのような支援が適切かを考えていくことが大切だと思います。
全体を考えることとは、全体の中に個別の要因が関連し合っていることがあります。そこには利用者の方特有の潜在的可能性が秘められています。心理学では自己治癒力、自然回復力とも言われておりますが、私たちが今できる着手可能なことは何かということを全体状況の中で受け身ではなく前向きで献身的な支援として行っていくことが大切だと思います。
さらに、ご家族や多職種連携、チームでの支援で重要なのは誰にでも理解できる言葉を使用して考え、文書や口頭の意見は根拠を持って行うということです。
少し難しいかもしれませんが、根拠は事実と意見を区別し、客観的事実と主観的事実を分けること。問題列挙ばかりに終始せずに中庸を心掛けつつ、人として遇する。
自然で率直な表現というものが一番良いのではないでしょうか。
アセスメントからの個別支援計画、そして支援における目標においても明確化するためには、今支援の過程ではどこにいるのか。。。短期の目標と長期の目標は何か?目標と支援内容との照合をモニタリングでしっかりと行うことが重要です。
何より、利用者の方の利益を最大限に優先し、利用者の意思決定に沿う支援となるように行っていくのが私たちの役割だと思っております。

変わるもの、変わらざるもの、変えてはならないものについて考えに考え続け、今の仕事に拘泥せずに新たな領域での仕事にも開かれた姿勢でありたいですね。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】