特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

精神的な状態の総称

2025年7月31日

こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

昨日7月30日(水)の津波警報を受けて全国200以上の市町村が避難指示を出して、住民の方たちに緊迫感が広がりました。各地の消防はヘリコプターなどで情報収集をしたり、2011年の東日本大震災を経験した自治体はドローンを用いて高台に逃げるように呼び掛けたようです。結果、午後8時45分までに、北海道から和歌山県の太平洋沿岸部に出していた津波警報は全て解除されて津波注意報に切り替えられました。
海外の地震で警報があったのは、実に15年ぶりだったようです。
津波情報は、大津波警報、津波警報、津波注意報の3種類があります。予想される津波の高さに応じて、気象庁が沿岸の地域ごとに発令を行います。
3m超の津波が予想される際は大津波警報が発表されて、木造家屋の全壊や流出などの被害が見込まれます。1m超から3m以下の津波警報は標高の低い場所が浸水する恐れがあり、0.2m以上1m以下の津波が予想される津波注意報は海のなかにいると流れに巻き込まれて小型船舶が転覆する可能性があります。
津波警報は大津波警報も発令された2024年1月の能登半島地震のほか、同4月に台湾付近で起きた地震でも発表されました。日本列島から遠い海外の地震に伴う発令は10年にチリで発生した地震以来15年ぶりだったそうです。ここ数日、猛暑が続いています。昨日は東北から沖縄までの33府県を対象に熱中症警戒アラートを発表したところです。季節、曜日、時間帯に問わず襲ってくる可能性があるのが災害です。いつ何時も備えが出来る対応をと考えさせられました。
当事業所「ねいろ」の職員や利用者の方たちも含め、災害に遭うと気持ちが浮き沈みがちです。もしかしたら、何かをしようという意欲すら湧いてこなくなってしまうかもしれません。
例えば、うつ病は、気分が沈み込んで辛さが増したり日常生活に支障が出てきたりしている状態の総称をいいます。
要因も、その人、その時で様々です。脳の変調が起きていることもあれば、人間関係や仕事、学業など、環境のストレスのために起きることもあります。こうした要因が複数関係して起きることもあります。よって、気分の落ち込みは日常的にみられるもので、特別なことはないのです。
うつ病だけでなくて、精神疾患と呼ばれる精神的な不調は、いまだにその原因が解明されていません。そのために、精神疾患と呼べるかどうかは、その人が強い精神的苦痛を感じているかどうかと、日常生活に支障が出ているかどうかで判断するようです。
精神的に苦しくて厳しい状況のなかで色々と工夫しても気持ちが軽くならないときには、一人で頑張りすぎないことが大切です。そんな時には、医療機関を受診すること、そして適切な医学的な支援を受けたり、かかりつけ医に相談したり、通所・入所している事業所に相談してその時に適切な支援を受けた方がよいことが多いのです。そのような意味で精神疾患という言葉は使われているのではないでしょうか。

それでは。

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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】