これからの事業所の在り方
2025年9月30日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
超高齢化社会が心配されている昨今ですが、当事業所「ねいろ」を取り巻く環境も他人事ではありません。障がいのある方たちにも高齢化が進んでいるといいます。高齢期から障がいのある方にとっては、高齢化によって、機能障がいの変化や二次障がいや併存症の増加、長期間・多種類の薬物療法による副作用といったことが起こりうるのです。症状が気づかれにくくて対策が遅れがちであるため、日頃から細やかに状態を観察して、些細な変化や発信を見落とさないようにすることがとても大切です。
また、利用者の方たちのみならず、同時に家族も高齢化することになりますので、特に家族と同居している割合の高い方たちには、家族と同居できなくなった後の生活支援が必要であります。しかし、まだまだ地域・福祉サービスの受け皿は十分とは言えません。高齢化に伴って老化の不安を抱き、孤独を感じることが増えていきます。こうした思いに私たちは寄り添い、安心して過ごせるように支援を行いたいと思っております。いわゆる利用者の方とそのご家族の方たちが安心して過ごせるような包括的な支援です。
今の制度上、65歳以上になると基本的には障がい福祉サービスより介護保険サービスを優先して受けることとされています。しかし、障がいのある方たちがなじみのある場所で個別性に即した支援を受け続けることが難しくなるといった課題があるのです。よって、私たちは同一事業所において介護保険サービスと障がい福祉サービスの両方を提供して共生型サービスを提供していくこともこれからの事業所のあり方として、選択肢の一つなのではないかと考えております。
国や行政も未だ模索しているのが現状だと感じます。安心して過ごせる事業所が未来永劫あること、これが一番なのかもしれませんね。
それでは。
〒880-0022
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
カテゴリーcategory
事務長の独り言post blog
事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。