特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

大雨から利用者の方の命を守る―事業所の備えと避難行動

2026年9月4日

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

令和8年9月4日11時06分
宮崎市より、警戒レベル4の避難指示が発令されました。大雨による土砂災害の恐れがあるためです。土砂災害危険区域にお住まいの方など、危険な場所にいる方は避難所や安全な親戚・知人宅等に速やかに避難をお願いいたします。また、避難所においては、感染症対策や数日分の食料品が必要となりますので、準備をしておいた方が良いと思います。
当事業所「ねいろ」でも様子を見ながら帰りの送迎を行います。この大雨ですので、時間に余裕を持って送迎を行いますが、大幅な時間の変更や前後があると思います。利用者の方の安全の確保と安全運転を心がけますので、何卒ご了承ください。
大雨災害から命を守るためには、「危険が目に見えてから」ではなく、安全に移動できる段階で避難を始めることが重要です。特に障がいのある方は、移動や状況理解に時間がかかる場合があるため、生活介護事業所には早めの判断と計画的な支援が求められます。
平常時には、ハザードマップで洪水・浸水・土砂災害の危険を確認し、避難先、複数の避難経路、移動方法、職員の役割を決めています。利用者ごとに、必要な薬、連絡先、移動支援、コミュニケーション方法を整理し、非常食、飲料水、携帯電話の予備電源、雨具なども準備します。実際に移動して所要時間を確認する訓練も欠かせません。
警戒レベル3「高齢者等避難」は、災害のおそれがあり、障がいのある方や高齢者など、避難に時間を要する方とその支援者が危険な場所から避難する段階です。発令されたら、職員は情報収集だけで様子を見続けず、事業所の避難計画に従って避難を開始します。
具体的には、利用者と職員の人数・体調を確認し、自治体の避難情報や気象情報、周囲の道路・河川の状況を把握します。そのうえで、薬、連絡先、支援用品などを持ち、決められた安全な場所へ誘導します。家族や関係機関への連絡も、担当を決めて行います。警戒レベル4「避難指示」まで待つことを前提にしてはいけません。なお、事業所外への移動が既に危険な場合は無理に外へ出ず、計画に基づいて上階や崖から離れた部屋など、より安全な場所で命を守ります。
心理学では、「今回は大丈夫だろう」と危険を小さく考えてしまう傾向を正常性バイアスと呼びます。職員同士の「もう少し様子を見よう」という雰囲気が判断の遅れにつながる可能性もあります。そのため、「警戒レベル3で避難開始」など、行動基準をあらかじめ明文化し、チェック表に沿って動くことが大切です。
利用者の方の中には、突然の予定変更や大きな音、周囲の緊張によって不安や混乱が強くなる場合があります。「今から車で○○へ行きます」など、短く具体的に伝え、写真や絵カードを使い、できる限り普段から関わる職員が付き添います。急がせるだけでなく、安心できる言葉を繰り返し伝えることも重要です。

当事業所「ねいろ」の職員である私たちは、日頃の準備と訓練を重ね、利用者の特性に合った避難支援に取り組みます。事業所の災害対策や利用時の支援について気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

それでは。

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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】