当事業所「ねいろ」は完全週休2日制、ベースアップは平均値よりも高くなってます
2024年8月20日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
今年のお盆はお休みのところが目立っていたような感じがします。日本人は元々勤労意欲が高くて仕事を休まない傾向が強いと言われております。しかし、オンとオフをしっかりと区別してリフレッシュしてこそ仕事に集中も出来るという考え方もあります。
かつて日本人の働きすぎは世界の批判の的だったと言います。他の先進国が週休2日制度なのに、週休1日で働く日本はフェアではないと貿易摩擦の火種にもなったそうです。このような外圧もあって日本も1980年代以降、週休2日制が広まりました。しかし、毎週必ず2日の休みがある完全週休2日制を採用する企業は23年の調査でも53.3%に留まります。ローテーション勤務で休日が流動的な業種もありますので、バラつきも大きいのかもしれませんね。
当事業所「ねいろ」では毎週必ず2日の休みがある完全週休2日制を採用しております。
それは、職員こそがしっかりと休まないと事業所として成り立たなくなるからです。
有給休暇の消化についても同様です。長期的にみれば日本も休むようになっていますが、相変わらず有給休暇の未消化は多いようです。それには、同僚の方たちに罪悪感がある。。。という理由が日本では53%を占めており休みたくても休めない状況下にあるのではないでしょうか。
周囲が働いていると自分だけ休むことに気が引けてしまうといった考えがあるようですので、事業所としても仕事の在り方を見直し、休暇取得促進を促すような取り組みを行っていかなければならないと思っております。
また、医療や介護・福祉の現場では、働き手の賃上げが遅れていると聞きます。2024年の賃上げ率は3%ほどで、5%を超えた全産業の平均を下回っています。このままでは、医療・介護・福祉の人材不足に拍車をかける可能性があります。
厚生労働省は24年度に診療報酬、介護・福祉報酬を改定しました。診療報酬では医療従事者の賃上げの原資としてベースアップ評価料と呼ばれる加算を設けたり、介護・福祉報酬でも処遇改善加算を増やしました。医療、介護・福祉ともに24年度に2.5%、25年度に2%のベースアップを目指しております。
介護・福祉の処遇改善加算の手続きは簡素化され、事務負担も軽減されて、加算への対応が進んでいくと思われます。
当事業所「ねいろ」でも、24年度には2.5%以上、25年度には2.0%以上のベースアップを予定しております。企業努力も出来ることはして、職員みんなへと還元しております。
残業なし。週休2日。有給休暇の消化。
福祉の業界ではこれが出来ると思っております。
生産性の向上を図るという意識を高く持てば、働きやすい職場環境はみんなで作れるのですよね。
何より、利用者の方たちへの支援には生産性の向上などといったことではなくて、大切なのは気持ちとラポールの形成ですからね。日々の積み重ねが職員にとっても働きやすい、利用者の方にとっても過ごしやすい事業所となるのだと思っております。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。