特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

自立とは

2024年12月11日

こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

私たちのような地域に根差した企業、零細企業でも地域社会や職員と一緒に持続可能な成長を目指して日々邁進しております。
働きがいも会社として個人としての成長も、当事業所「ねいろ」が存続することで利用者の方たちへのサービスの充実や地域、社会における雇用機会が守られていくことが期待されております。
また、利用者の方やそのご家族にとっての安心して住み続けられるまちづくりというものを目指すうえでは、地域社会との連携は欠かせないものとなります。さらにいえば、私たちのような地域に根差した企業がその責務を担わなければならないと思っております。事業所として事業を継続して、皆さんのニーズに応え続けることで行政では賄いきれない課題・問題、行き届かないサービスを提供することが出来るのではないでしょうか。
SDGsを踏まえて、地域社会や関係者との共生関係を築くことで、事業所としての成長と社会貢献の両立というものが実現するのではないかと感じております。

障がい者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律にはこう書かれております。
すべての国民が、障がいの有無にかかわらず、等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念に則り、すべての国民が、障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現するため、すべての障がい者及び障がい児が可能な限りその身近な場所において必要な日常生活または社会生活を営むための支援を受けられることにより社会参加の機会が確保されること及び、どこで誰と生活するかについての選択の機会が確保され、地域社会において他の人々と共生することを妨げられないこと並びに障がい者及び障がい児にとって日常生活または社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のものの除去に資することを旨として、総合的かつ計画的に行わなければならない。
何が言いたいのかというと、まずは「利用者の方主体」であるということ、それは人生の主人公は利用者の方本人であり、福祉サービスを提供する際は、利用者の方がそれらを主体的に活用して、それを支援していくのが私たちであるということを自覚することだと思います。さらに、「利用者の方の自立(自律)」という観点からは、自己決定の尊重と意思決定の支援を促すことがとても大切だと思っております。例えば、福祉サービスの利用時には自分で決められるように支援して、利用者の方の自立あるいは自律を尊重していくことが重要なのです。

自立とは、そこに住むか、いかに住むか、どうやって自分の生活をまかなうか、を選択する自由のことです。それは自分が選んだ地域で生活をすることであって、誰かと一緒に住むか一人暮らしをするか自分で決めることであって、自分の生活のすべてを自分の決断と責任でやっていくことであり、危険を冒したり、誤ちを犯す自由であって、自立した生活をすることによって、自立生活を学ぶ自由でもあるのです。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】