特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

小さくても必要とされる事業所

2024年12月16日

こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

大廃業の危機が訪れているといいます。これ以上の少子化が加速すれば尚更のことだと思います。
私が思っていることがあります。
後継者が誰なのかということも大切ですが、それよりも大事なことはどのようにして会社(事業所)を存続していくかということです。時代や会社の状況に応じて、創業家と生え抜き、外部人材の誰もが社長になれる会社が望ましいと考えております。
後継者難を理由にして、約60万社に黒字廃業の可能性があるとして、2019年の国の警告から5年、中小企業の事業承継というのは変わり始めているのです。
「労働生産性の向上」
これは、令和7年度以降の【福祉・介護職員等処遇改善加算の職場環境要件】でも力を入れているように感じます。
令和7年度からの取り組みとして、当事業所「ねいろ」では下記の3つの取り組みを行おうと考えております。
1.現場の課題の見える化(課題の抽出、課題の構造化、業務時間調査の実施等)を実施する
※1.についての取り組みは必須となっております。
2.業務支援ソフト(記録、情報共有、請求業務転記が不要なもの)、情報端末(タブレット端末、スマートフォン端末等)の導入
3.介護ロボット(見守り支援、移乗支援、移動支援、排せつ支援、入浴支援、介護業務支援等)またはインカム等の職員間の連絡調整の迅速化に資するICT機器(ビジネスチャットツール含む)の導入
収益が上がれば賃金を上げる、と多くの人は発想するかもしれません。しかし、まず賃金が上がらなければ消費は増えずに、企業の生産活動の活性化もしません。
明日の賃金が上がる希望があるからこそ、人はモノを買うのですからね。人の上に立つ経営者であれば賃上げをすれば、生産性改善に取り組まざるを得ないことは理解できるはずです。そしてそのアイデアを考えて実行していかなければならないのです。
当事業所「ねいろ」では、こうありたいと思っております。
それは、頑張っている人が報われる会社です。
黙っていても賃金が上がる年功序列のような仕組みでは、生産性向上への意欲が高まることはありません。さらに、働いている職員のためにもなりません。賃金の目標を掲げ、能力開発に取り組み、そこからインセンティブを生む。スキルを磨けば賃金が上がるというシンプルな仕組みこそ、待遇に対する納得度は高まるのではないでしょうか。
職員の成長こそが、事業所の成長の原動力となり、それが利用者の方たちへのより良いサービスになると思っております。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】