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事務長の独り言blog

福祉・介護職員等処遇改善加算の職場環境等要件について

2025年4月4日

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。

福祉・介護職員等処遇改善加算の職場環境等の要件には、いくつかの条件があります。これは、処遇改善加算の種類によって違ってくるのですが、当事業所「ねいろ」は処遇改善加算Ⅰという一番上の加算を取得することにしております。
処遇改善加算Ⅰを取得するための職場環境要件は、入職促進に向けた取り組みから2つ、資質の向上やキャリアアップに向けた支援から2つ、両立支援・多様な働き方の推進から2つ、腰痛を含む心身の健康管理から2つ、生産性向上(業務改善及び働く環境改善)のための業務改善の取り組みから3つ、やりがい・働きがいの構成から2つ、の取り組みを実施することが必要となっております。しかし、令和7年度中は猶予期間が設けられておりまして、令和7年度中に実施・取り組みが出来るように準備しておく必要があります。
最も重要視していることが、【現場の課題の見える化(課題の抽出、課題の構造化、業務時間調査の実施等)を実施している】というものです。
これは、当事業所「ねいろ」としてはアンケート用紙や分析シートを活用して課題の見える化を実施しようかと思っております。
一部抜粋してお示ししますが、項目ごとに「していない0点」「あまりしていない1点」「ややしている2点」「している3点」というように点数を加算して分析シートに記入し、統計を作成していきます。これを元に、課題を見える化して具体的に取り組むべき項目を抽出して、今後の取り組みに活かしていくようにしていこうと考えております。
例えば、以下の項目があります。
大項目:サービス提供時
中項目:訪問・支援の準備
内 容:支援に必要な利用者情報(基本情報・支援計画・利用者の状況等)を把握した上で、利用者を訪問しているか、一日のスケジュールを把握し事業所を出発しているか、などです。
このような項目を集計していきます。
どのように変化するのかは未知数ですが、現場の課題を可視化することで、職員全員で課題の共有化と統一化が図れるのではないでしょうか。

働く人の「幸福」が経営の重要な指標になっています。米イリノイ大学の研究によると幸福度の高い従業員の創造性はそうでない人に比べて3倍、生産性は平均31パーセント高くなっているといいます。これからは、歯を食いしばって黙々とやるものという労働観から離れなければならないのかもしれません。
京セラの創業者の故・稲盛和夫 氏はこう言っております。
「心を高め、会社業績を伸ばして従業員を幸せにすることが経営者の使命」

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
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生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】