特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

令和5年度の集団指導について

2023年7月12日

皆さん
こんにちは。

宮崎市大橋にあります「生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。

九州北部の大雨により、福岡県や佐賀県などでは甚大な被害に遭われた方がいると思います。心からのお見舞いを申し上げます。
今までは見られなかった線状降水帯などという大雨で土砂災害などが発生しております。これからの季節、私たちも気を付けていかなければと考えさせられます。
今回の九州北部を襲った大雨では、自治体による「避難指示」発令の判断の難しさが浮き彫りになったようです。事前に大雨となる恐れが予想されていたものの、夜間に避難する危険性を考慮して、多くの市町村で発令が未明以降となりました。
避難指示は気象庁の防災情報などをもとに市区町村が判断して発令します。気象庁と都道府県が出す「土砂災害警戒情報」などは、全員に安全な場所への避難を促す「警戒レベル4」に当たります。
警戒レベル5:大雨特別警報氾濫発生情報→緊急安全確保
警戒レベル4:土砂災害警戒情報氾濫危険情報→避難指示
警戒レベル3:大雨氾濫警戒情報→高齢者等避難
最近は、観測技術が向上して、得られる気象データが増えております。しかし、情報をもとに判断できるだけのマンパワーやノウハウが自治体によって足りていないという現実があります。
今後は、自治体のみならず事業所単位でも防災の意識を高く持ち、そして何より知識を蓄えて備えをしっかりとしていく必要があるのではないかと感じております。

異常気象。。。このところ毎年のように日本のみならず世界各国で自然災害が発生しております。特に、大型化する台風による水害は毎年被害が出ております。この異常気象による被害によって、全世界で経済損失が2029年までに420兆円に達すると予想されております。
世界の平均気温は過去最高を更新し、南米ペルー沖の海水温が上がる「エルニーニョ現象」で今年の夏は気温がさらに高まる可能性があるようです。
このエルニーニョ現象は4年ぶりの発生だそうです。気温が上昇すれば大気中の水蒸気が増えて、大雨のリスクも高まります。日本の気象庁気象研究所によると、日本国内で7月に降った豪雨は1976年から20年までの45年間で約3.8倍に増えたとの研究結果を出しております。
メキシコ北西部では6月末に気温49度を記録してるんですよ。やばいですよ。。。

障がい福祉サービスの事業所は、「非常災害対策計画・避難確保計画」の作成が義務付けられております。これは、令和2年7月豪雨により、熊本球磨村の福祉施設において多数の利用者の方が亡くなるという痛ましい被害がありました。さらに、宮崎市においても、平成17年に台風による大規模な浸水被害等が発生しております。非常災害対策計画・避難確保計画は、「人命に関わる非常に重要な計画」のため、計画作成が必要な私たちのような事業所は、確実に計画の作成を行い、職員への周知の上、定期的な訓練の実施を行っていかなければなりません。
明日、7月13日(木)令和5年度の集団指導があります。当事業所「ねいろ」では管理者と2人が出席してくれます。障がい福祉サービスに関する留意事項と指導監査の結果を聞いて、職員皆んなで共有化し、適正な運営を行っていかなければならないですね。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生活介護事業所 ねいろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】