特定非営利活動法人Re・Life

事務長の独り言blog

生きがいや幸福感とは

2023年12月20日

こんにちは。

宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。

人財価値向上に直結する概念として、個人の生きがいや幸福感を意味する「ウェルビーイングWell-being」というものがあります。
当事業所「ねいろ」の職員の方たちはほとんど皆さんが中途採用でありまして、勤務時間もほぼ時間外労働とは皆無です。しっかりとした休みも確保して両立できる環境を提供しているつもりです。
一昔前では転職というものはネガティブ的な考えで、終身雇用で定年まで働くことが美徳のような感じがありました。しかし今はどうでしょう?転職というものは自分のキャリアアップのために必要不可欠なものとなっております。
今は自分の人生そのものを会社に委ねて、会社からの評価を気にして個人の働きがいや幸せを顧みずにやっていくという考えを見つめ直す時代です。
会社としては、職員の方たちに心理的安全性の確保を保障し、会社やサービスのパーパス、理念の共感を共有し、やりがいや働きがいなどの従業員満足度をたかめ、キャリアアップを積極的に支持・応援し、リスキリングの機会を提供していく。さらに、女性や社会的弱者と言われる方たちを積極的に採用、役職員へと登用していくことも必要だと思います。
また、身体的・精神的な健康への配慮を行い、自分で自分を律していけば自己裁量の余地も増えるでしょう。女性や男性の育児制度ももっと活用・取得できるような組織風土もつくっていかなければならないと思います。収入への不安をなくし、納得感のある報酬も必要不可欠です。
そのためには、会社(事業所)として堅実経営を行うことがおのずと必要になってくるのです。
会社組織と職場・職員の一体感が生まれ、福利厚生への投資も行われるようになれば、利他的精神が育まれ地域や社会に貢献できる心のゆとりも持つことが出来ると信じております。
先ずは何よりもウェルビーイング(Well-being)を皆で認知して実感してもらえるようにしていきたいですね。

今私が出来ることといえば、メンタルヘルスケアや職員の経済的・心理的な援助、ストレスチェックなどを実施していくことしか出来ませんが、いずれ会社と職員の課題に対してアプローチしていき課題となるものを解決していきたいですね。
メンタルヘルス指針には4つのケアがあります。それは、セルフケア(自分でケアする)、ライン(管理監督者)によるケア、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、事業場外資源によるケアです。また、従業員援助プログラムとして、メンタル面から従業員を支援するプログラムがあります。近年増えてきた職場の複雑な人間関係などによってかかるうつ病などを回避させるために企業が外部団体と契約して従業員の心の健康をサポートするものもあります。リワークというものは、うつ病などを患っていても、対処方法をみつけながら無理なく復職できるように支援するプログラムもあります。ストレスチェック制度では、従業員50人以上の事業所ではストレスチェック制度が義務化されております。
来年もこの職員皆で1年間を通して利用者の方たちへ支援が行えれば幸いです。

それでは。

宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】