福祉避難所の開設が進んでいないとの事です
2024年1月15日
こんにちは。
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 ねいろ 」の なかにし です。
能登半島地震において、被災地では障がい者や介助が必要な高齢者ら通常の避難所での生活が難しい人を受け入れる「福祉避難所」が不足しているとの事です。
ある高齢者施設では、地震で建物が損壊して入所者を食堂に集めて介助を行っております。また、職員も避難所から通ったり、事務室に寝泊まりするなどしている模様です。よって、福祉避難所としての受け入れは困難な状況にあるといいます。
障がい者や高齢者、妊婦の方たちは通常の避難所で過ごすのは難しいと思います。健康状態に特別な配慮が求められ、設備や態勢が整った施設で受け入れる必要があるからです。このために自治体は民間の高齢者施設などと事前に協定を結んで、災害の際に福祉避難所として開設できるようにしております。また、自治体が公共施設から指定する場合もあります。
特に、障がい特性のある方は普段と異なる環境に適応しづらい場合があります。避難所での共同生活に苦痛を感じて車中泊などを迫られることもあるみたいです。
要配慮者と呼ばれる方の潜在的な災害弱者はもっと多く存在しているかもしれません。全国から派遣された災害福祉専門のチームと連携して自治体側が避難所や住宅などを回って支援が必要な人数を把握してニーズをくみ取る必要もあります。
さらに、高齢者の方たちは身体機能が低下しやすく、設備が整った場所に移っても安心はできないと言います。2避難所でも職員の方たちが巡回するなど、継続的な支援が欠かせません。
要は長期的なサポートが必要だということです。
本日、宮崎市からのメールでこのようなお知らせがありました。
当事業所「ねいろ」としても出来る限りサポートはさせていただければと思っております。
以下、宮崎市の通達文面より
能登半島地震の発生に伴う社会福祉施設等に対する介護職員等の派遣依頼が宮崎県より連絡がある可能性があります。
高齢者、障害者等の要配慮者への緊急的対応及び職員の応援確保について
1 令和6年能登半島地震の発生に伴い、避難生活が必要となった高齢者、障害者、こども等の要配慮者については、市町村とも連携の上、緊急的措置として社会福祉施設等(介護老人保健施設を含む。)への受入れを行って差し支えありませんので、避難者の積極的な受入れを行うとともに、避難者の対
応に万全を期していただきますようお願いいたします。
2 被災地域における社会福祉施設等の入所者へのサービス提供の維持及び避難者への適切な対応を確保するため、職員の確保が困難な施設がある場合には、法人間の連携や、都道府県における社会福祉施設等関係団体への協力要請などを通じて、他施設からの職員の応援が確保されるよう、必要な対応を
お願いいたします。
また、従来から、災害福祉支援ネットワークの整備の推進をお願いしているところですが、当該ネットワークも有効に活用した取組をお願いいたします。
厚生労働省及びこども家庭庁としても、全国団体に対して必要な協力要請を行ってまいります。
3 なお、こうした対応を行っていただく際には、新型コロナウイルス感染症等の感染予防対策を徹底していただくようお願いいたします。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿【公認心理師】【社会福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。