頑張っている人が報われる事業所であるために
2025年2月27日
宮崎市大橋にあります「 生活介護事業所 」ねいろ の なかにし です。
潜在的な労働力が限界にありつつあるといいます。
政府の統計より。働こうと思えば働ける人というのは、過去最低水準となりました。人手不足が深刻になるなかで、継続的ではない隙間バイトなどのスポットワーカーを活用する動きがでております。
この人手不足によって倒産する件数というのは過去最高になっています。倒産の原因をみると、求人難、そして人件費の高騰などがあり、業種別ではサービス業が最も多く、建設や運輸など労働集約型での増加も目立っております。
しかし、業務を分解してシニアや未経験者を取り入れる動きもあります。資格が必要と思われる私たちのような業界、医療・介護・福祉分野でもシーツ交換や配膳、清掃など業務を分解すると約7割の業務が未経験者でも対応可能になるといいます。
こうした中、医療・介護・福祉分野での就業者数は増えているのです。しかし、こうした対応は短期的な解決先にすぎないとの指摘もあります。シニアや女性の就業者が増えても労働需要には追いつかずに、労働力不足は深刻になっているのが現状です。
2035年には384万人の労働力が不足するとも言われており、2023年の約2倍の水準なのです。
今後は、各企業はより良い雇用条件を示さないと人材を集めにくくなるために、賃金には上昇圧力がかかります。人手不足に悩んでいる業種の賃上げというのは顕著に出ております。
企業努力には限界がありますが、人が担っていた業務をデジタル化したり、少ない人手で業務を回すこともこれからは事業所として取り組むべき課題となるでしょう。
障がい福祉サービスの業界で分かっていることは、「福祉・介護職員等処遇改善加算」が一本化されて加算率の引き上げが行われたことです。障がい福祉の現場で働く方々にとって、令和6年度に2.5%、令和7年度に2.0%のベースアップへと確実につながるようになっております。この一本化後の加算率については、事業所内での柔軟な職種間配分が認められており、人材確保に向けてより効果的な要件とする等の観点から、月額賃金の改善に関する要件及び職場環境等要件を見直しております。
より具体的には、現行の福祉・介護職員等処遇改善加算等と同様、障がい福祉サービス等種類ごとに、福祉・介護職員数に応じて設定された一律の交付率を障がい福祉サービス等報酬に乗じる形で各事業者に交付されます。これは、福祉・介護職員(常勤換算)1人当たり54,000円に相当する額であるとされております。
この目的は何かというと、障がい福祉人材の確保のためには、他産業の選択・他産業への流出を防ぐため、全産業平均の給与と差がつく中、緊急的に賃金の引き上げが必要だからです。そこで、賃上げとともに、障がい福祉現場における生産性を向上させて、業務効率化や職場環境の改善を図ることによって職員の離職の防止・職場定着を推進することが重要なのです。
新年度に向けて、当事業所「ねいろ」でも人事考課を行いまして少しでも多くの昇給を行う予定です。
当事業所「ねいろ」の人事考課は、年度当初に目標シートに記入をして、自分との約束を宣言します。よって、人事考課シートの自己記入欄には自分との約束を果たせたか否かで判定されるところが特色です。
私のモットーは【頑張る人が報われる事業所】です。
頑張っている職員が物心両面で報われるような事業所、会社でありたいと思います。
それでは。
宮崎県宮崎市大橋二丁目167番地
特定非営利活動法人Re・Life
生 活 介 護 事 業 所 ね い ろ
事務長 中西 茂寿
【公認心理師】【社会福祉士】【精神保健福祉士】
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事務長プロフィール
公認心理師、社会福祉士を保有する事務長です。